コンフィグレーションガイド Vol.3

[目次][索引][前へ][次へ]


31.1.10 VRFでのIPv6マルチキャストルーティングの設定【OS-L3CA】

[設定のポイント]
VRFでIPv6マルチキャストルーティングを動作させるには,VRFごとにループバックインタフェースへのアドレス設定,およびグローバルコンフィグレーションモードでの次の設定が必要です。例として,VRF 10のループバックアドレスを2001:db8::10としたIPv6マルチキャストルーティングの設定を示します。
なお,ここでの設定のほかに,VRFごとに一つ以上のインタフェースでIPv6 PIM(ipv6 pimコマンド)の設定が必要です。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# vrf definition 10
    (config-vrf)# exit
    VRF 10を設定します。
     
  2. (config)# interface loopback 30
    (config-if)# vrf forwarding 10
    (config-if)# ipv6 address 2001:db8::10
    (config-if)# exit
    VRF 10のループバックインタフェースloopback 30にループバックのアドレスを設定します。
     
  3. (config)# ipv6 multicast-routing vrf 10
    VRF 10でIPv6マルチキャスト機能を使用できるようにします。
     

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2019, ALAXALA Networks, Corp.