コンフィグレーションガイド Vol.1
スイッチ番号1およびスイッチ番号2のメンバスイッチで構成されているスタックから,それぞれのメンバスイッチをスタンドアロンへ戻します。スイッチ番号1のスイッチとスイッチ番号2のスイッチでは設定手順が異なります。設定の前にネットワークから切り離して,1台構成のスタックにしておきます。
なお,2台構成のスタックでは次に示すコンフィグレーションが設定されていたものとします。
stack enable switch 1 priority 20 switch 2 priority 10 ! : : interface fortygigabitethernet 1/0/4 switchport mode stack ! interface gigabitethernet 1/1/1 switchport mode access ! : : interface fortygigabitethernet 2/0/4 switchport mode stack ! : : interface gigabitethernet 2/1/1 switchport mode access ! : :
- <この項の構成>
- (1) スイッチ番号1のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用
- (2) スイッチ番号2のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用
(1) スイッチ番号1のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用
スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションと,スタック機能に関するコンフィグレーションを削除します。
- [設定のポイント]
- スイッチ番号2のインタフェースのコンフィグレーションは自動では削除されないため,スイッチ番号2のすべてのインタフェースの設定を削除してください。
- コンフィグレーションコマンドsystem interface fortygigabitethernetの設定有無に応じて,削除対象インタフェースの範囲が異なります。詳細は,「15.1.3 装置背面40Gポート(QSFP+ポート)とNIFの排他変更」を参照してください。
- スタック機能に関するコンフィグレーションを削除したあと,装置を再起動する必要があります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface fortygigabitethernet 1/0/4
(config-if)# no switchport mode stack
(config-if)# exit
本メンバスイッチのスタックポートを削除します。
- (config)# no interface range fortygigabitethernet 2/0/1-4
(config)# no interface range gigabitethernet 2/1/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/2/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/3/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/4/1-20
スイッチ番号2に対するインタフェースのコンフィグレーションを削除します。
- (config)# no switch 1 priority
(config)# no switch 2 priority
スイッチ番号1およびスイッチ番号2のマスタ選出優先度を削除します。
- (config)# no stack enable
スタック機能を無効にします。
- (config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
- # reload
本装置を再起動します。
(2) スイッチ番号2のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用
まず,スイッチ番号を1に変更します。次に,スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションと,スタック機能に関するコンフィグレーションを削除します。
- [設定のポイント]
- スイッチ番号を1に変更したら,まずメンバスイッチを再起動してください。
- 次に,スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションを削除します。
- スイッチ番号2のインタフェースのコンフィグレーションは自動では削除されないため,スイッチ番号2のすべてのインタフェースの設定を削除してください。
- コンフィグレーションコマンドsystem interface fortygigabitethernetの設定有無に応じて,削除対象インタフェースの範囲が異なります。詳細は,「15.1.3 装置背面40Gポート(QSFP+ポート)とNIFの排他変更」を参照してください。
- スタック機能に関するコンフィグレーションを削除したあと,もう一度装置を再起動する必要があります。
- [コマンドによる設定]
- # set switch 1
スイッチ番号に1を設定します。
- # reload
本メンバスイッチを再起動します。再起動後,本メンバスイッチはスイッチ番号1のマスタスイッチとして動作します。
- (config)# no interface range fortygigabitethernet 2/0/1-4
(config)# no interface range gigabitethernet 2/1/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/2/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/3/1-20
(config)# no interface range gigabitethernet 2/4/1-20
スイッチ番号2に対するインタフェースのコンフィグレーションを削除します。
- (config)# no switch 1 priority
(config)# no switch 2 priority
スイッチ番号1およびスイッチ番号2のマスタ選出優先度を削除します。
- (config)# no stack enable
スタック機能を無効にします。
- (config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
- # reload
本装置を再起動します。
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