コンフィグレーションガイド Vol.1

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8.1.7 スタンドアロンへの転用

スイッチ番号1およびスイッチ番号2のメンバスイッチで構成されているスタックから,それぞれのメンバスイッチをスタンドアロンへ戻します。スイッチ番号1のスイッチとスイッチ番号2のスイッチでは設定手順が異なります。設定の前にネットワークから切り離して,1台構成のスタックにしておきます。

なお,2台構成のスタックでは次に示すコンフィグレーションが設定されていたものとします。

 
stack enable
switch 1 priority 20
switch 2 priority 10
!
   :
   :
interface fortygigabitethernet 1/0/4
  switchport mode stack
!
interface gigabitethernet 1/1/1
  switchport mode access
!
   :
   :
interface fortygigabitethernet 2/0/4
  switchport mode stack
!
   :
   :
interface gigabitethernet 2/1/1
  switchport mode access
!
   :
   :
 
<この項の構成>
(1) スイッチ番号1のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用
(2) スイッチ番号2のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用

(1) スイッチ番号1のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用

スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションと,スタック機能に関するコンフィグレーションを削除します。

[設定のポイント]
スイッチ番号2のインタフェースのコンフィグレーションは自動では削除されないため,スイッチ番号2のすべてのインタフェースの設定を削除してください。
コンフィグレーションコマンドsystem interface fortygigabitethernetの設定有無に応じて,削除対象インタフェースの範囲が異なります。詳細は,「15.1.3 装置背面40Gポート(QSFP+ポート)とNIFの排他変更」を参照してください。
スタック機能に関するコンフィグレーションを削除したあと,装置を再起動する必要があります。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface fortygigabitethernet 1/0/4
    (config-if)# no switchport mode stack
    (config-if)# exit
    本メンバスイッチのスタックポートを削除します。
     
  2. (config)# no interface range fortygigabitethernet 2/0/1-4
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/1/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/2/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/3/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/4/1-20
    スイッチ番号2に対するインタフェースのコンフィグレーションを削除します。
     
  3. (config)# no switch 1 priority
    (config)# no switch 2 priority
    スイッチ番号1およびスイッチ番号2のマスタ選出優先度を削除します。
     
  4. (config)# no stack enable
    スタック機能を無効にします。
     
  5. (config)# save
    (config)# exit
    コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
     
  6. # reload
    本装置を再起動します。
     

(2) スイッチ番号2のメンバスイッチのスタンドアロンへの転用

まず,スイッチ番号を1に変更します。次に,スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションと,スタック機能に関するコンフィグレーションを削除します。

[設定のポイント]
スイッチ番号を1に変更したら,まずメンバスイッチを再起動してください。
次に,スイッチ番号2のメンバスイッチについてのコンフィグレーションを削除します。
スイッチ番号2のインタフェースのコンフィグレーションは自動では削除されないため,スイッチ番号2のすべてのインタフェースの設定を削除してください。
コンフィグレーションコマンドsystem interface fortygigabitethernetの設定有無に応じて,削除対象インタフェースの範囲が異なります。詳細は,「15.1.3 装置背面40Gポート(QSFP+ポート)とNIFの排他変更」を参照してください。
スタック機能に関するコンフィグレーションを削除したあと,もう一度装置を再起動する必要があります。

[コマンドによる設定]
  1. # set switch 1
    スイッチ番号に1を設定します。
     
  2. # reload
    本メンバスイッチを再起動します。再起動後,本メンバスイッチはスイッチ番号1のマスタスイッチとして動作します。
     
  3. (config)# no interface range fortygigabitethernet 2/0/1-4
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/1/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/2/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/3/1-20
    (config)# no interface range gigabitethernet 2/4/1-20
    スイッチ番号2に対するインタフェースのコンフィグレーションを削除します。
     
  4. (config)# no switch 1 priority
    (config)# no switch 2 priority
    スイッチ番号1およびスイッチ番号2のマスタ選出優先度を削除します。
     
  5. (config)# no stack enable
    スタック機能を無効にします。
     
  6. (config)# save
    (config)# exit
    コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
     
  7. # reload
    本装置を再起動します。

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