コンフィグレーションガイド Vol.1

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15.1.3 装置背面40Gポート(QSFP+ポート)とNIFの排他変更

装置背面40Gポート(QSFP+ポート)と,1G/10G NIFの21〜24番ポート,および40G NIFの6番ポートは排他関係です。

工場出荷時は装置背面の40Gポートが有効で,1G/10G NIFの21〜24番ポート,および40G NIFの6番ポートは無効です。

装置背面40GポートとNIF番号およびポート番号の排他関係を次の表に示します。

表15-2 装置背面40GポートとNIF番号およびポート番号の排他関係

装置背面40Gポート番号 NIF番号 排他ポート
<switch no.>/0/1 NIF3 1G/10G NIF:<switch no.>/3/21〜<switch no.>/3/24
40G NIF :<switch no.>/3/6
<switch no.>/0/2 NIF4 1G/10G NIF:<switch no.>/4/21〜<switch no.>/4/24
40G NIF :<switch no.>/4/6
<switch no.>/0/3 NIF1 1G/10G NIF:<switch no.>/1/21〜<switch no.>/1/24
40G NIF :<switch no.>/1/6
<switch no.>/0/4 NIF2 1G/10G NIF:<switch no.>/2/21〜<switch no.>/2/24
40G NIF :<switch no.>/2/6

1G/10G NIFの21〜24番ポートおよび40G NIFの6番ポートを有効にする場合は,対応する装置背面40Gポートを無効にする必要があります。

<この項の構成>
(1) 装置背面40Gポートを無効にしてNIFのポートを有効にする
(2) 装置背面40Gポートを有効にしてNIFのポートを無効にする

(1) 装置背面40Gポートを無効にしてNIFのポートを有効にする

[設定のポイント]
装置背面40Gポートを無効にし,「表15-2 装置背面40GポートとNIF番号およびポート番号の排他関係」に示すNIFのポートを有効にします。コンフィグレーション設定後に装置を再起動することで,有効にしたNIFのポートのinterface設定が自動生成されます。また,無効にした装置背面40Gポートのinterface設定は削除されます。
本例では,以下を設定します。
  • 装置背面40Gポートの1/0/4を無効にする
    これに伴い,対応するNIF番号2のポートが有効になる
      1G/10G NIFの場合:1/2/21〜1/2/24
      40G NIFの場合  :1/2/6

[コマンドによる設定]
  1. (config)# system interface fortygigabitethernet 1/0/4 disable
    After this command execute, please save configuration editing now in startup-config, and please reboot a device.
    Do you wish to continue ? (y/n):
    装置背面40Gポート1/0/4を無効に設定し,NIF番号2のポートを有効にします。コンフィグレーションの変更確認メッセージに対してyを入力します。
     
  2. (config)# save
    (config)# exit
    コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
     
  3. # reload
    再起動後,有効になったNIF番号2のポートのinterface設定が自動生成されます。
      1G/10G NIFの場合:1/2/21〜1/2/24
      40G NIFの場合  :1/2/6
    また,無効になった装置背面40Gポートのinterface設定は削除されます。
     

[注意事項]
スタック構成で設定した場合は,スタックを構成するすべてのメンバスイッチを再起動してください。

(2) 装置背面40Gポートを有効にしてNIFのポートを無効にする

[設定のポイント]
装置背面40Gポートを有効にし,「表15-2 装置背面40GポートとNIF番号およびポート番号の排他関係」に示すNIFのポートを無効にします。コンフィグレーション設定後に装置を再起動することで,指定した装置背面40Gポートのinterface設定が自動生成されます。また,無効にしたNIFのポートのinterface設定は削除されます。
本例では,以下を設定します。
  • 装置背面40Gポートの1/0/4を有効にする
    これに伴い,対応するNIF番号2のポートが無効になる
      1G/10G NIFの場合:1/2/21〜1/2/24
      40G NIFの場合  :1/2/6

[コマンドによる設定]
  1. (config)# no system interface fortygigabitethernet 1/0/4 disable
    After this command execute, please save configuration editing now in startup-config, and please reboot a device.
    Do you wish to continue ? (y/n):
    装置背面40Gポート1/0/4を有効に設定し,NIF番号2のポートを無効にします。コンフィグレーションの変更確認メッセージに対してyを入力します。
     
  2. (config)# save
    (config)# exit
    コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
     
  3. # reload
    本装置を再起動します。再起動後,有効になった装置背面40Gポートのinterface設定が自動生成されます。
    また,無効になったNIF番号2のポートのinterface設定は削除されます。
      1G/10G NIFの場合:1/2/21〜1/2/24
      40G NIFの場合  :1/2/6
     

[注意事項]
スタック構成で設定した場合は,スタックを構成するすべてのメンバスイッチを再起動してください。

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