コンフィグレーションガイド Vol.1

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19.3.7 フローコントロールの設定

本装置では,フローコントロールをポート単位に設定したり,装置内の全ポートでフローコントロールを無効にしたりできます。装置内の全ポートでフローコントロールを無効にすると,ポート単位のフローコントロールの設定はコンフィグレーションファイルに残りますが,動作しません。

<この項の構成>
(1) ポート単位のフローコントロールの設定
(2) 全ポート共通のフローコントロールの設定
(3) フローコントロールのルーズモード設定

(1) ポート単位のフローコントロールの設定

[設定のポイント]
フローコントロールの設定内容は,相手装置と矛盾しないように決定してください。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface tengigabitethernet 1/0/25
    (config-if)# shutdown
    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
     
  2. (config-if)# flowcontrol send off
    (config-if)# flowcontrol receive off
    相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。
     
  3. (config-if)# no shutdown
    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
     

(2) 全ポート共通のフローコントロールの設定

[設定のポイント]
装置内の全ポートでフローコントロールを無効にします。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# system flowcontrol off
    全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信の停止を設定します。
     
  2. (config)# save
    (config)# exit
    保存して,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。
     
  3. # restart vlan
    VLANプログラムを再起動します。全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。すべてのイーサネットインタフェースが再初期化され,VLANを構成しているポートは一時的にデータの送受信ができなくなります。
     

(3) フローコントロールのルーズモード設定

[設定のポイント]
フローコントロールのルーズモードを設定します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface tengigabitethernet 1/0/25
    (config-if)# shutdown
    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
     
  2. (config-if)# flowcontrol send on loose
    相手装置とのポーズパケット送信をルーズモードにします。
     
  3. (config-if)# no shutdown
    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
     

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