20.1.3 1000BASE-X
1000BASE-Xの光ファイバを使用したインタフェースについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 接続インタフェース
1000BASE-SX,1000BASE-LX,1000BASE-LH,1000BASE-LHB,および1000BASE-BXをサポートしています。回線速度は1000Mbit/s全二重固定です。
- 1000BASE-SX
-
短距離間を接続するために使用します(マルチモード,最大550m)。
- 1000BASE-LX
-
中距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大5km/マルチモード,最大550m)。
- 1000BASE-LH,1000BASE-LHB
-
長距離間を接続するために使用します。
-
1000BASE-LH(シングルモード,最大70km)
-
1000BASE-LHB(シングルモード,最大100km)
-
- 1000BASE-BX
-
送受信で波長の異なる光を使用することで,1芯の光ファイバを使い,光ファイバのコストを抑えることができます。
送受信で異なる波長の光を使用するため,アップ側とダウン側で1対となるトランシーバを使用します。
本装置では,IEEE802.3ahで規定されている1000BASE-BX10-D/1000BASE-BX10-Uと,独自規格の1000BASE-BX40-D/1000BASE-BX40-Uをサポートします。
- 1000BASE-BX10-D/1000BASE-BX10-U
-
中距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大10km)。
- 1000BASE-BX40-D/1000BASE-BX40-U
-
長距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大40km)。
コンフィグレーションでは次のモードを指定できます。接続するネットワークに合わせて設定してください。本装置のデフォルト値は,オートネゴシエーションになります。
-
オートネゴシエーション
-
1000BASE-X全二重固定
オートネゴシエーションは,全二重およびフローコントロールについて,相手装置とやりとりをして装置間で最適な接続動作を決定する機能です。本装置では,オートネゴシエーションで解決できなかった場合,リンク接続されるまで接続動作を繰り返します。