コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip pim register-checksum

PIM-Registerメッセージ(カプセル化パケット)送信時のPIMチェックサムを計算する範囲を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

ip pim [vrf <vrf id>] register-checksum {header | all}

情報の削除

no ip pim [vrf <vrf id>] register-checksum

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf <vrf id>【SL-L3A】

対象のVRFを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークに対して指定します。

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

{header | all}

headerを指定した場合,PIM-Registerメッセージ(カプセル化パケット)送信時にPIMメッセージ(8バイト)部分だけチェックサムを計算します。allを指定した場合,PIM-Registerメッセージ(カプセル化パケット)送信時にPIMメッセージ(8バイト)部分とカプセル化したデータ全体でチェックサムを計算します。

ランデブーポイントが本装置以外の構成でチェックサムエラーによりマルチキャスト通信ができない場合はallを指定してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

headerパラメータ指定時の動作をします。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode