コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


パラメータに指定できる値

パラメータに指定できる値を,次の表に示します。

表1‒2 パラメータに指定できる値

パラメータ種別

説明

入力例

名前

1文字目が英字で2文字目以降が英数字とハイフン(-),アンダースコア(_),ピリオド(.)で指定できます。

ip access-list standard inbound1

ホスト名

ホスト名は,1文字目が英字で2文字目以降が英数字とハイフン(-),ピリオド(.)で指定できます。

ip host telnet-host 192.168.1.1

IPv4アドレス,

サブネットマスク

4バイトを1バイトずつ10進数で表し,この間をドット(.)で区切ります。

192.168.0.14

255.255.255.0

ワイルドカードマスク

IPv4アドレスと同様の入力形式です。IPv4アドレスの中でビットを立てた個所は任意を意味します。

255.255.0.0

IPv6アドレス

2バイトずつ16進数で表し,この間をコロン(:)で区切ります。

3ffe:501:811:ff03::87ff:fed0:c7e0

add /remove指定

複数指定の設定済み情報に対して,追加または削除をします。

add指定の場合,設定済みの情報に追加をします。

remove指定の場合,設定済みの情報から削除をします。

switchport trunk allowed vlan add 100,200-210

switchport trunk allowed vlan remove 100,200-210

switchport isolation interface add gigabitethernet 1/0/1-3, tengigabitethernet 1/0/25-26

switchport isolation interface remove gigabitethernet 1/0/1-3, tengigabitethernet 1/0/25-26

■任意の文字列

英数字および特殊文字で設定できます。ただし,特殊文字は一部設定できない文字があります。文字コード一覧を次の表に示します。下記文字コード内の英数字以外の文字を特殊文字とします。

表1‒3 文字コード一覧

文字

コード

文字

コード

文字

コード

文字

コード

文字

コード

文字

コード

スペース

0x20

0

0x30

@

0x40

P

0x50

`

0x60

p

0x70

!

0x21

1

0x31

A

0x41

Q

0x51

a

0x61

q

0x71

"

0x22

2

0x32

B

0x42

R

0x52

b

0x62

r

0x72

#

0x23

3

0x33

C

0x43

S

0x53

c

0x63

s

0x73

$

0x24

4

0x34

D

0x44

T

0x54

d

0x64

t

0x74

%

0x25

5

0x35

E

0x45

U

0x55

e

0x65

u

0x75

&

0x26

6

0x36

F

0x46

V

0x56

f

0x66

v

0x76

'

0x27

7

0x37

G

0x47

W

0x57

g

0x67

w

0x77

(

0x28

8

0x38

H

0x48

X

0x58

h

0x68

x

0x78

)

0x29

9

0x39

I

0x49

Y

0x59

i

0x69

y

0x79

*

0x2A

:

0x3A

J

0x4A

Z

0x5A

j

0x6A

z

0x7A

+

0x2B

;

0x3B

K

0x4B

[

0x5B

k

0x6B

{

0x7B

,

0x2C

<

0x3C

L

0x4C

\

0x5C

l

0x6C

|

0x7C

-

0x2D

=

0x3D

M

0x4D

]

0x5D

m

0x6D

}

0x7D

.

0x2E

>

0x3E

N

0x4E

^

0x5E

n

0x6E

~

0x7E

/

0x2F

?

0x3F

O

0x4F

_

0x5F

o

0x6F

---

---

[注意事項]
  • 疑問符(?)(0x3F)を入力するには[Ctrl]+[V]を入力後[?]を入力してください。また,疑問符を含む設定をコピー・ペーストで流し込むことはできません。

[設定できない特殊文字]
表1‒4 設定できない特殊文字

文字の名称

文字

コード

ダブルクォート

"

0x22

ドル

$

0x24

シングルクォート

'

0x27

セミコロン

;

0x3B

バックスラッシュ

\

0x5C

逆シングルクォート

`

0x60

大カッコ始め

{

0x7B

大カッコ終わり

}

0x7D

[設定の例]

access-list 10 remark "mail:xx@xx %tokyo"

■<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の範囲

パラメータ<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の値の範囲を次の表に示します。

表1‒5 AX3660Sモデルの<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の値の範囲

モデル

値の範囲

<switch no.>

<nif no.>

<port no.>

AX3660S-24T4X

1〜2

0

1〜30

AX3660S-24T4XW

1〜30

AX3660S-48T4XW

1〜54

AX3660S-16S4XW

1〜46

AX3660S-24S8XW

1〜46

AX3660S-48XT4QW

1〜52

AX3660S-24X4QW

1〜52

AX3660S-48X4QW

1〜52

■<interface id list>の指定方法

<interface id list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して次に示す複数のイーサネットのインタフェースを指定できます。また,[ ]内を省略して一つのインタフェースも指定できます。指定値の範囲は,前述の<switch no.>,<nif no.>および<port no.>の範囲に従います。

[ハイフンまたはコンマによる範囲設定の例]

gigabitethernet 1/0/1-2, gigabitethernet 1/0/5, tengigabitethernet 1/0/25-26

■<channel group number>の範囲

<channel group number>の値の範囲を次の表に示します。

表1‒6 <channel group number>の値の範囲

項番

モデル

値の範囲

1

全モデル共通(スタック構成時)

1〜96

2

全モデル共通(スタンドアロン時)

1〜48

■<subinterface index>の範囲【SL-L3A】

<subinterface index>の値の範囲は1〜65535です。

■<vlan id>の範囲

<vlan id>の値の範囲は1〜4094です。

■<vlan id list>の指定方法

<vlan id list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のVLAN IDを指定できます。また,一つのVLAN IDも指定できます。指定値の範囲は,前述の<vlan id>の範囲に従います。<vlan id list>の設定内容が多くなった場合,<vlan id list>の設定内容を分割し,複数行のコンフィグレーションとして表示することがあります。また,add/remove指定によるVLANの追加や削除で,<vlan id list>の設定内容が少なくなった場合,複数行のコンフィグレーションを統合して表示することがあります。

[ハイフンまたはコンマによる範囲設定の例]

1-3,5,10

[複数行表示の例]

switchport trunk allowed vlan 100,200,300・・・

switchport trunk allowed vlan add 400,500・・・

■<vni>の範囲【SL-L3A】

<vni>の値の範囲は1〜16777215です。

■<vni list>の指定方法【SL-L3A】

<vni list>には,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のVNIを指定できます。また,一つのVNIも指定できます。指定値の範囲は,前述の<vni>の範囲に従います。<vni list>の設定内容が多くなった場合,<vni list>の設定内容を分割し,複数行のコンフィグレーションとして表示することがあります。また,add/remove指定によるVNIの追加や削除で,<vni list>の設定内容が少なくなった場合,複数行のコンフィグレーションを統合して表示することがあります。

[ハイフンまたはコンマによる範囲設定の例]

1-3,5,10

[複数行表示の例]

member vni 100,200,300・・・

member vni add 400,500・・・

■<vtep id>の範囲【SL-L3A】

<vtep id>の値の範囲は1〜255です。

■<loopback id>の範囲【SL-L3A】

<loopback id>の値の範囲は1〜256です。

■インタフェースの指定方法

インタフェース種別グループに対応するパラメータ<interface type> <interface number>の指定方法を次の表に示します。

表1‒7 インタフェースの指定方法

インタフェース種別

グループ

<interface type>に指定する

インタフェース名

<interface number>に指定する

インタフェース番号

イーサネットインタフェース

gigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

tengigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

fortygigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

hundredgigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>

イーサネットサブインタフェース【SL-L3A】

gigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>.<subinterface index>

tengigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>.<subinterface index>

hundredgigabitethernet

<switch no.>/<nif no.>/<port no.>.<subinterface index>

ポートチャネルインタフェース

port-channel

<channel group number>

ポートチャネルサブインタフェース【SL-L3A】

port-channel

<channel group number>.<subinterface index>

VLANインタフェース

vlan

<vlan id>

VXLANインタフェース【SL-L3A】

vxlan

<vtep id>

ループバックインタフェース

loopback

0

<loopback id>【SL-L3A】

Nullインタフェース

null

0

マネージメントポート

mgmt

0

■インタフェース複数指定

複数のインタフェースに同じ情報を一括して設定する場合に使用する指定方法です。「表1‒7 インタフェースの指定方法」のインタフェース種別グループのうち,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。

複数のインタフェースを指定するとき,同じインタフェース種別グループに含まれるインタフェースは混在できますが,異なるインタフェース種別グループのインタフェースは混在できません。

[入力形式]

interface range <interface type> <interface number>

また,入力形式をコンマ(,)で区切って最大8個指定できます。

[入力例]

interface range gigabitethernet 1/0/1-3
interface range gigabitethernet 1/0/1-3, gigabitethernet 1/0/11-13
interface range vlan 1-100

■<vrf id>の範囲【SL-L3A】

<vrf id>の値の範囲は2〜256です。

■メッセージ種別の指定値

メッセージ種別を指定するパラメータ<message type>および<event kind>に指定できる値を次の表に示します。

表1‒8 メッセージ種別に指定できる値

項番

指定できる値

1

key

2

rsp

3

sky

4

srs

5

err

6

evt

7

aut

8

dsn

9

tro【SL-L3A】

10

rtm

11

mrp

12

mr6

13

bfd