ip community-list【SL-L3A】
BGP4,BGP4+のCommunityフィルタとして動作するcommunity-listを設定します。Communityフィルタとして動作するcommunity-listでは,Communities属性に基づいてフィルタします。
[入力形式]
- 情報の設定(変更はできません)
-
ip community-list {<Standard> | standard <Id>} {permit | deny} [{<Community> | <AA>:<NN> | local-AS | no-advertise | no-export}] [...]
ip community-list {<Expanded> | expanded <Id>} {permit | deny} <Regexp>
- 情報の削除
-
no ip community-list {<Standard> | <Expanded> | standard <Id> | expanded <Id>}
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- {<Standard> | standard <Id>}
-
community-listを識別するための識別子を指定します。本識別子はcommunity-listを参照するために使います。このパラメータを指定した場合,フィルタ条件としてCommunities属性の集合を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<Standard>は1〜99(10進数)を指定します。
<Id>は31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
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- {<Expanded> | expanded <Id>}
-
community-listを識別するための識別子を指定します。本識別子はcommunity-listを参照するために使います。このパラメータを指定した場合,フィルタ条件としてCommunities属性を正規表現で指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
<Expanded>は100〜500(10進数)を指定します。
<Id>は31文字以内の名前を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
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- {permit | deny}
-
フィルタ条件に一致した場合のアクセスの許可,拒否を指定します。permitを指定した場合アクセスを許可します。denyを指定した場合アクセスを拒否します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
なし
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- {<Community> | <AA>:<NN> | local-AS | no-advertise | no-export}
-
フィルタ条件として,Communities属性を指定します。このパラメータは25個まで指定できます。
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本パラメータ省略時の初期値
どのCommunities属性でも一致するフィルタ条件となります。
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値の設定範囲
<Community>は0〜4294967295(10進数)を指定します。
<AA>:<NN>は,0〜65535(10進数): 0〜65535(10進数)を指定します。
-
- <Regexp>
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正規表現でCommunities属性を指定します。<Regexp>の前後をダブルクォート(")で囲んで指定してください。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
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値の設定範囲
正規表現を指定します。正規表現については,「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「14.1.2(3)(d) 正規表現」を参照してください。
-
[コマンド省略時の動作]
community-listを使用しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
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フィルタ条件に一致しない場合は,すべてdenyになります。
存在しないcommunity-listも,フィルタとして使用できます。その場合,すべてpermitになります。
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正規表現に疑問符(?)を使用した場合,showコマンドによるコンフィグレーションの表示結果を入力に使用しないでください。
[関連コマンド]
match community