コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip as-path access-list【SL-L3A】

BGP4,BGP4+のAS_PATHフィルタとして動作するaccess-listを設定します。AS_PATHフィルタとして動作するaccess-listでは,正規表現で指定されたAS_PATH属性に基づいてフィルタします。

[入力形式]

情報の設定(変更はできません)

ip as-path access-list <Id> {permit | deny} <Regexp>

情報の削除

no ip as-path access-list <Id>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<Id>

AS_PATHフィルタのaccess-listを識別するための識別子を指定します。本識別子はaccess-listを参照するために使います。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜500(10進数)を指定します。

{permit | deny}

フィルタ条件に一致した場合のアクセスの許可,拒否を指定します。permitを指定した場合アクセスを許可します。denyを指定した場合アクセスを拒否します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

<Regexp>

正規表現でAS_PATH属性を指定します。<Regexp>の前後をダブルクォート(")で囲んで指定してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    正規表現を指定します。正規表現については,「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「14.1.2(3)(d) 正規表現」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

access-listを使用しません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. フィルタ条件に一致しない場合は,すべてdenyになります。

    存在しないas-path access-listも,フィルタとして使用できます。その場合,すべてpermitになります。

  2. 正規表現に疑問符(?)を使用した場合,showコマンドによるコンフィグレーションの表示結果を入力に使用しないでください。

[関連コマンド]

match as-path