21.2.2 sFlow統計の基本的な設定
- 〈この項の構成〉
(1) 受信パケットをモニタする設定
- [設定のポイント]
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                  sFlow統計のコンフィグレーションは装置全体で有効な設定と,実際に運用するポートを指定する設定の二つが必要です。ここではポート1/0/4に対して入ってくるパケットをモニタする設定を示します。 図21‒7 ポート1/0/4の受信パケットをモニタする設定例 
[コマンドによる設定]
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                  (config)# sflow destination 192.1.1.12 コレクタとしてIPアドレス192.1.1.12を設定します。 
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                  (config)# sflow sample 512 512パケットごとにトラフィックをモニタします。 
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                  (config)# interface gigabitethernet 1/0/4 ポート1/0/4のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。 
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                  (config-if)# sflow forward ingress ポート1/0/4の受信パケットに対してsFlow統計機能を有効にします。 
- [注意事項]
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                  sflow sampleコマンドで設定するサンプリング間隔については,インタフェースの回線速度を考慮して決める必要があります。詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1」 「sflow sample」を参照してください。 
(2) 送信パケットをモニタする設定
- [設定のポイント]
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                  sFlow統計機能を,受信パケットまたは送信パケットのどちらに対して有効にするかは,インタフェースコンフィグレーションモードで設定するときにsflow forward ingressコマンドまたはsflow forward egressコマンドのどちらを指定するかによって決まります。ここではポート1/0/2から出て行くパケットをモニタする設定を示します。 図21‒8 ポート1/0/2の送信パケットをモニタする設定例 
[コマンドによる設定]
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                  (config)# sflow destination 192.1.1.12 コレクタとしてIPアドレス192.1.1.12を設定します。 
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                  (config)# sflow sample 512 512パケットごとにトラフィックをモニタします。 
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                  (config)# interface gigabitethernet 1/0/2 ポート1/0/2のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。 
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                  (config-if)# sflow forward egress ポート1/0/2の送信パケットに対してsFlow統計機能を有効にします。