sflow sample
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
sflow sample <sample count>
- 情報の削除
-
no sflow sample
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <sample count>
-
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。運用コマンドshow interfacesで,sFlow統計を有効にするポートの稼働状態の受信または送信のPPS(パケット数/秒)をすべて調べてください。「表39‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の,合計したPPSに対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値になります。サンプリング間隔に推奨値よりも小さな値を設定すると,CPU負荷が高くなるおそれがあります。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
256,512,1024,2048,4096,8192,16384,32768,65536,131072,262144,524288,1048576,2097152
式(2^n)のnに8〜21を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を「表39‒2 サンプリング間隔繰り上げ表」に示します。
表39‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安 合計したPPSの数
目安となるサンプリング間隔
目安となる構成例
25kpps以下
256
50kpps以下
512
100Mbit/sイーサネット×1本
100kpps以下
1024
200kpps以下
2048
400kpps以下
4096
1Gbit/sイーサネット×1本
800kpps以下
8192
1.6Mpps以下
16384
3.2Mpps以下
32768
6.4Mpps以下
65536
10Gbit/sイーサネット×1本
13Mpps以下
131072
26Mpps以下
262144
1Gbit/sイーサネット×48本
52Mpps以下
524288
100Mpps以下
1048576
200Mpps以下
2097152
表39‒2 サンプリング間隔繰り上げ表 コマンド入力されたサンプリング間隔
実際に動作するサンプリング間隔
256
256
257〜512
512
513〜1024
1024
1025〜2048
2048
2049〜4096
4096
4097〜8192
8192
8193〜16384
16384
16385〜32768
32768
32769〜65536
65536
65537〜131072
131072
131073〜262144
262144
262145〜524288
524288
524289〜1048576
1048576
1048577〜2097152
2097152
2097153以上
2097152
- (例)
-
<sample count>に1000が指定された場合は,1024(=2^10)で動作します。
-
[コマンド省略時の動作]
本装置に適用するサンプリング間隔は2097152(=2^21)になります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし