コンフィグレーションガイド Vol.2


8.2.3 レガシーモード

このモードは,AX6000Sシリーズ,AX3630S,およびAX2430Sの,Ver.10.7より前のバージョンで,ダイナミックVLANモードという名称で提供していた動作モードです。Ver.10.7より前のWeb認証機能を使用して構築したネットワークに本装置を適用する場合に使用してください。

このモードでは,認証前VLANをネイティブVLANに,認証後VLANをMAC VLANとして設定しておきます。認証対象端末が認証前は,端末のMACアドレスを認証前VLANに収容していますが,認証が成功すると,認証後VLANに収容します。このため,次に示す設定が必要になります。

〈この項の構成〉

(1) ローカル認証方式

内蔵Web認証DBを使用したローカル認証方式の構成を次の図に示します。

図8‒6 Web認証システム構成図(ローカル認証方式)

[図データ]

  1. HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。

  2. 本装置の内蔵Web認証DBに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。

  3. 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示し,認証後VLANへ切り替わります。

  4. 認証済みのPCは,認証後VLANのサーバに接続できるようになります。

(2) RADIUS認証方式

RADIUSサーバを使用したRADIUS認証方式の構成を次の図に示します。

図8‒7 Web認証システム構成図(RADIUS認証方式)

[図データ]

  1. HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。

  2. RADIUSサーバに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。

  3. 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示し,認証後VLANへ切り替わります。

  4. 認証済みのPCは,認証後VLANのサーバに接続できるようになります。