コンフィグレーションガイド Vol.1


29.1.4 制御VLANの設定

〈この項の構成〉

(1) 制御VLANの設定

[設定のポイント]

制御VLANとして使用するVLANを指定します。データ転送用VLANに使われているVLANは使用できません。また,異なるリングで使われているVLAN IDと同じ値のVLAN IDは使用できません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# axrp 1

    リングID 1のaxrpコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-axrp)# control-vlan 2

    制御VLANとしてVLAN2を指定します。

(2) 制御VLANのフォワーディング遷移時間の設定

[設定のポイント]

Ring Protocolが初期状態の場合に,トランジットノードでの制御VLANのフォワーディング遷移時間を設定します。それ以外のノードでは,本設定を実施しても無効となります。トランジットノードでの制御VLANのフォワーディング遷移時間(forwarding-delay-timeパラメータでの設定値)は,マスタノードでのヘルスチェックフレームの保護時間(health-check holdtimeコマンドでの設定値)よりも大きな値を設定してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# axrp 1

    (config-axrp)# control-vlan 2 forwarding-delay-time 10

    制御VLANのフォワーディング遷移時間を10秒に設定します。