20.3.6 フローコントロールの設定
本装置では,フローコントロールをポート単位に設定したり,装置内の全ポートでフローコントロールを無効にしたりできます。装置内の全ポートでフローコントロールを無効にすると,ポート単位のフローコントロールの設定はコンフィグレーションファイルに残りますが,動作しません。
(1) ポート単位のフローコントロールの設定
- [設定のポイント]
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フローコントロールの設定内容は,相手装置と矛盾しないように決定してください。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface tengigabitethernet 1/0/25
(config-if)# shutdown
イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
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(config-if)# flowcontrol send off
(config-if)# flowcontrol receive off
相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。
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(config-if)# no shutdown
イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
(2) 全ポート共通のフローコントロールの設定
- [設定のポイント]
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装置内の全ポートでフローコントロールを無効にします。
[コマンドによる設定]
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(config)# system flowcontrol off
全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信の停止を設定します。
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(config)# save
(config)# exit
保存して,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。
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# restart vlan
VLANプログラムを再起動します。全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。すべてのイーサネットインタフェースが再初期化され,VLANを構成しているポートは一時的にデータの送受信ができなくなります。
(3) フローコントロールのルーズモード設定
- [設定のポイント]
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フローコントロールのルーズモードを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface tengigabitethernet 1/0/25
(config-if)# shutdown
イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
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(config-if)# flowcontrol send on loose
相手装置とのポーズパケット送信をルーズモードにします。
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(config-if)# no shutdown
イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。