20.3.2 イーサネットインタフェースの設定
イーサネットインタフェースは,接続するインタフェースに対応するコマンドで該当するモードに移行してから,コンフィグレーションを設定します。ポートの種類と対応するモード移行コマンドを次の表に示します。
ポートの種類 |
モード移行コマンド |
---|---|
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tポート |
interface gigabitethernet |
SFPポート |
interface gigabitethernet |
100BASE-TX/1000BASE-T/10GBASE-Tポート |
interface tengigabitethernet |
SFP+ポート |
interface tengigabitethernet |
SFP+/SFP共用ポート |
interface tengigabitethernet |
QSFP+ポート(スタック専用) |
interface fortygigabitethernet |
QSFP28/QSFP+共用ポート |
interface hundredgigabitethernet |
(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定
- [設定のポイント]
-
イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface gigabitethernet 1/0/10
イーサネットインタフェース1/0/10のコンフィグレーションモードに移行します。
-
(config-if)# shutdown
イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
-
(config-if)# *****
イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。
-
(config-if)# no shutdown
イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
(2) インタフェースのシャットダウン
イーサネットをシャットダウンするには,該当するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションモードに移行して,shutdownコマンドを実行します。使用しないイーサネットはシャットダウンしておいてください。
なお,運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。