15.1.1 概要
ソフトウェアのアップデートとは,旧バージョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェアにバージョンアップすることを指します。ソフトウェアをアップデートするには,リモート運用端末やMCからアップデートファイルを本装置に転送し,運用コマンドppupdateを実行します。アップデート時,装置管理のコンフィグレーションおよびユーザ情報(ユーザアカウント,パスワードなど)はそのまま引き継がれます。
(1) リモート運用端末からのアップデート
PCなどのリモート運用端末からアップデートする流れを次の図に示します。
-
アップデートファイルをftpでリモート運用端末から本装置に転送します。
-
本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
(2) MCによるアップデート
MCを使用してアップデートする流れを次の図に示します。
-
アップデートファイルが格納されているMCを本装置に挿入します。
-
アップデートファイルをMCから本装置にコピー(cp)します。
-
本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
(3) スタック構成でのアップデート
スタック構成でアップデートする流れを次の図に示します。
-
アップデートファイルを,ftpまたはMCでマスタスイッチに転送します。
-
マスタスイッチからマスタ以外のスイッチへ,アップデートファイルをコピー(cp)します。
-
マスタ以外のスイッチに対して,運用コマンドremote commandを使用してアップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
-
マスタスイッチに対して,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。