コンフィグレーションガイド Vol.1


3.11.5 ポリシーベースルーティング(IPv4)【SL-L3A】

〈この項の構成〉

(1) ポリシーベースルーティングの収容条件

ポリシーベースルーティングでは,フィルタのフロー検出を使用して,ポリシーベースルーティングの対象にするフローを検出します。なお,ポリシーベースルーティングは受信側フロー検出モードがlayer3-6,layer3-mirror-3,layer3-mirror-4,layer3-mirror-5,layer3-suppress-2,layer3-suppress-mirror-2,またはcustomの場合に使用できます。

装置当たりのポリシーベースルーティンググループのエントリ数を次の表に示します。

表3‒61 装置当たりのポリシーベースルーティンググループのエントリ数

項目

IPv4ポリシーベースルーティンググループ

アクセスリストエントリ数

表3‒26 受信側フィルタ最大エントリ数」を参照※1

ポリシーベースルーティングリスト数

256※2

ポリシーベースルーティングリスト情報内に設定できる経路数

8

ポリシーベースルーティングのトラッキング機能と連携できる経路数

1024※3

注※1

エントリ数の算出方法は,「3.5 フィルタ・QoS・ポリシーベースミラーリング」と同じです。

注※2

1ポリシーベースルーティングリスト情報を1リストとして登録します。このため,複数のアクセスリストで同一のポリシーベースルーティングリスト情報を設定した場合,使用するリスト数は1リストと計算します。

注※3

1トラックIDを1エントリとして登録します。このため,複数の経路で同一のトラックIDを設定した場合,使用するエントリ数は1エントリと計算します。

(2) トラッキング機能の収容条件

ポリシーベースルーティングのトラッキング機能の収容条件を次の表に示します。

表3‒62 トラッキング機能の収容条件

項目

収容条件

トラックの数

1024

ポーリング監視トラックの数

1024

注※ コンフィグレーションコマンドtype icmpを設定したトラックの数です。