コンフィグレーションガイド Vol.1


3.4.4 スパニングツリー

スパニングツリーの収容条件を種類ごとに次の表に示します。

なお,スパニングツリーのVLANポート数は,スパニングツリーが動作するVLANに所属するポート数の延べ数です。チャネルグループの場合,チャネルグループ当たりの物理ポート数を数えます。ただし,次のVLANやポートは,VLANポート数に含めません。

表3‒18 PVST+の収容条件

モデル

Ring Protocol共存有無

対象VLAN数

VLANポート数※1

全モデル共通

共存なし

250

256※2

共存あり

128

200※2

注※1

スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。

例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。

VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2

PortFast機能を設定したポート数は含めません。

表3‒19 シングルスパニングツリーの収容条件

モデル

Ring Protocol共存有無

対象VLAN数

VLANポート数※1

VLANポート数※1

(PVST+併用時※2

全モデル共通

共存なし

1024※3

5000

1000

共存あり

1024※3

4000

800

注※1

スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。

例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。

VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2

PVST+の対象ポート含み合計の最大値が1000となります。

注※3

PVST+同時動作時はPVST+対象VLAN数を引いた値となります。

表3‒20 マルチプルスパニングツリーの収容条件

モデル

Ring Protocol共存有無

対象VLAN数

VLANポート数※1

MSTインスタンス数

MSTインスタンスごとの対象VLAN数※2

全モデル共通

共存なし

1024

5000

16

50

共存あり

1024

4000

16

50

注※1

スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。

例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。

VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2

MSTインスタンス0は除きます。MSTインスタンス0の対象VLAN数は1024となります。なお,運用中は運用コマンドshow spanning-tree port-countで対象VLAN数とVLANポート数を確認できます。