3.4.4 スパニングツリー
スパニングツリーの収容条件を種類ごとに次の表に示します。
なお,スパニングツリーのVLANポート数は,スパニングツリーが動作するVLANに所属するポート数の延べ数です。チャネルグループの場合,チャネルグループ当たりの物理ポート数を数えます。ただし,次のVLANやポートは,VLANポート数に含めません。
-
コンフィグレーションコマンドstateでsuspendパラメータが設定されているVLAN
-
VLANトンネリングを設定しているポート
-
BPDUガード機能を設定しているが,BPDUフィルタ機能を設定していないポート
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PortFast機能とBPDUフィルタ機能を設定しているアクセスポート
モデル |
Ring Protocol共存有無 |
対象VLAN数 |
VLANポート数※1 |
---|---|---|---|
全モデル共通 |
共存なし |
250 |
256※2 |
共存あり |
128 |
200※2 |
- 注※1
-
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
-
PortFast機能を設定したポート数は含めません。
モデル |
Ring Protocol共存有無 |
対象VLAN数 |
VLANポート数※1 |
VLANポート数※1 (PVST+併用時※2) |
---|---|---|---|---|
全モデル共通 |
共存なし |
1024※3 |
5000 |
1000 |
共存あり |
1024※3 |
4000 |
800 |
- 注※1
-
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
-
PVST+の対象ポート含み合計の最大値が1000となります。
- 注※3
-
PVST+同時動作時はPVST+対象VLAN数を引いた値となります。
モデル |
Ring Protocol共存有無 |
対象VLAN数 |
VLANポート数※1 |
MSTインスタンス数 |
MSTインスタンスごとの対象VLAN数※2 |
---|---|---|---|---|---|
全モデル共通 |
共存なし |
1024 |
5000 |
16 |
50 |
共存あり |
1024 |
4000 |
16 |
50 |
- 注※1
-
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
-
MSTインスタンス0は除きます。MSTインスタンス0の対象VLAN数は1024となります。なお,運用中は運用コマンドshow spanning-tree port-countで対象VLAN数とVLANポート数を確認できます。