コンフィグレーションガイド Vol.1


3.4.2 VLAN

コンフィグレーションによって設定できるVLANの数を次の表に示します。

表3‒9 VLANのサポート数

モデル

ポート当たり

VLAN

装置当たり

VLAN

ポートごと

VLAN数の装置での合計

スタンドアロン時

スタック時

AX3660S-24T4X

4094※1

4094※1

28672

10000

AX3660S-24T4XW

28672

10000

AX3660S-48T4XW

53248

10000

AX3660S-16S4XW

32768※2

10000

AX3660S-24S8XW

45056

10000

AX3660S-48XT4QW

53248

10000

AX3660S-24X4QW

28672※3

10000

AX3660S-48X4QW

53248

10000

注※1

スタック構成時に設定できるVLANの数は4093です。

注※2

オプションライセンス(ポート数拡張)を設定した場合,収容数はAX3660S-24S8XWと同じになります。

注※3

オプションライセンス(ポート数拡張)を設定した場合,収容数はAX3660S-48X4QWと同じになります。

なお,推奨するVLAN数は1024以下です。スタックを構成する場合,推奨するVLAN数は1024をスタックの構成台数で割った数以下(2台構成のときは512以下)です。

ポートごとVLAN数の装置での合計は,ポートに設定しているVLANの数を,装置の全ポートで合計した値です。例えば,24ポートの装置で,ポート1からポート10では設定しているVLAN数が2000,ポート11からポート24では設定しているVLAN数が1の場合,ポートごとVLAN数の装置での合計は20014となります。なお,チャネルグループに所属するポートでも,チャネルグループでまとめるのではなく,ポートに設定しているVLANの数で計算されます。ポートごとVLAN数の装置での合計が収容条件を超えた場合,CPUの利用率が高くなり,コンフィグレーションコマンドや運用コマンドのレスポンスが遅くなったり,実行できなくなったりすることがあります。スタックを構成する場合でも,ポートごとVLAN数の装置での合計は,構成台数に関係なくスタック全体で装置単体のサポート数と同じになります。

〈この項の構成〉

(1) プロトコルVLAN

プロトコルVLANでは,イーサネットフレーム内のEthernet-Type,LLC SAP,およびSNAP typeフィールドの値を基にプロトコルの識別を行います。コンフィグレーションによって設定できるプロトコルVLANの収容条件を次の表に示します。

表3‒10 プロトコルVLANのプロトコルの種類数

モデル

ポート当たり

装置当たり

全モデル共通

16

16

表3‒11 プロトコルVLAN数

モデル

ポート当たり

装置当たり

全モデル共通

100

100

注※ トランクポートに設定できるプロトコルVLAN数。プロトコルポートに設定できるプロトコルVLAN数は16です。

(2) MAC VLAN

MAC VLANの収容条件を次の表に示します。

表3‒12 MAC VLANの登録MACアドレス数

モデル

コンフィグレーションによる最大登録MACアドレス数

L2認証機能による最大登録MACアドレス数

同時登録最大MACアドレス数

AX3660S-24T4X

1024

1024

2048

AX3660S-24T4XW

AX3660S-48T4XW

AX3660S-16S4XW

AX3660S-24S8XW

AX3660S-48XT4QW

1024

1024

1024

AX3660S-24X4QW

AX3660S-48X4QW

なお,コンフィグレーションコマンドmac-based-vlan static-onlyが設定された場合は,次の表に示す収容条件となります。

表3‒13 mac-based-vlan static-only設定時の登録MACアドレス数

モデル

コンフィグレーションによる

最大登録MACアドレス数

L2認証機能による

最大登録MACアドレス数

全モデル共通

1024

0

(3) VLANトンネリング

コンフィグレーションによって設定できるVLANトンネリングの数を次の表に示します。

表3‒14 VLANトンネリングの数

モデル

装置当たり

全モデル共通

4094

注※ スタック構成時に設定できるVLANトンネリングの数は4093です。

(4) Tag変換

コンフィグレーションによって設定できるTag変換情報エントリ数を次の表に示します。Tag変換をチャネルグループに設定した場合は,チャネルグループに所属するポートごとにエントリを消費します。

表3‒15 Tag変換情報エントリ数

モデル

装置当たり

全モデル共通

768

(5) VLANごとのMACアドレス

コンフィグレーションによってVLANインタフェースに設定するMACアドレス(レイヤ3通信で使用するVLANごとのMACアドレス)の装置当たりの数を次の表に示します。

表3‒16 VLANインタフェースのMACアドレス数

モデル

装置当たり

全モデル共通

128