コンフィグレーションガイド Vol.3
OSPFv3では,OSPFv3パケットの送受信上,ルータ間を接続するインタフェースを3種類に分類します。
- ブロードキャスト
ブロードキャスト型ネットワーク上で,マルチキャストを使用してインタフェース上の複数の近隣ルータを統一的に管理します。
- non-broadcast(NBMA)(未サポート)
ブロードキャスト型ネットワーク上で,ブロードキャストやマルチキャストを使用しないで複数の近隣ルータを統一的に管理します。
- ポイント−ポイント
近隣ルータを1台だけ管理します。なお,仮想リンク上では,ポイント−ポイントインタフェースとして動作します。
- <この項の構成>
- (1) OSPFv3を使用するインタフェースの設定についての注意事項
(1) OSPFv3を使用するインタフェースの設定についての注意事項
OSPFv3では,インタフェースに設定してある送信時パケットの最大長(MTU)と同じ長さのパケットを送信する場合があります。ここで,受信側のインタフェースに設定してある受信時パケットの最大長(MRU:特に記述がなければ,MTUと同一)よりも長い場合,通常のトラフィックでは顕在化しないルータ間の相互通信不可能の問題が発生することがあります。そのため,OSPFv3を使用する場合は,特にすべてのネットワークおよびネットワークに接続しているすべてのルータのインタフェースについて,MTUがほかのすべてのインタフェースのMRU以下に設定してあることの確認をお勧めします。
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