コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) マネージメントポートのシャットダウン
- (2) IPv4アドレスの設定
- (3) IPv6アドレスの設定
(1) マネージメントポートのシャットダウン
- [設定のポイント]
- マネージメントポートでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でマネージメントポートがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にマネージメントポートをシャットダウンしてから,コンフィグレーションを設定し,完了したあとにマネージメントポートのシャットダウンを解除することを推奨します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface mgmt 0
マネージメントポートのコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# shutdown
マネージメントポートをシャットダウンします。
- (config-if)# *****
マネージメントポートに対するコンフィグレーションを設定します。
- (config-if)# no shutdown
マネージメントポートのシャットダウンを解除します。
- [関連事項]
- 運用コマンドinactivateでマネージメントポートの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとマネージメントポートがactive状態になります。マネージメントポートをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもマネージメントポートはdisable状態のままです。マネージメントポートをactive状態にするにはコンフィグレーションでno shutdownを設定して,シャットダウンを解除する必要があります。
(2) IPv4アドレスの設定
- [設定のポイント]
- マネージメントポートにIPv4アドレスを設定します。IPv4アドレスを設定するには,インタフェースのコンフィグレーションモードに移行する必要があります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface mgmt 0
マネージメントポートのコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
マネージメントポートにIPv4アドレス192.168.1.1,サブネットマスク255.255.255.0を設定します。
(3) IPv6アドレスの設定
- [設定のポイント]
- マネージメントポートにIPv6アドレスを設定します。ipv6 enableコマンドを設定して,IPv6機能を有効にする必要があります。ipv6 enableコマンドの設定がない場合,IPv6設定は無効になります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface mgmt 0
マネージメントポートのコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# ipv6 enable
マネージメントポートにIPv6アドレス使用可を設定します。
- (config-if)# ipv6 address 2001:db8::1/64
マネージメントポートにIPv6アドレス2001:db8::1,プレフィックス長64を設定します。
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