コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) コンフィグレーションコマンドの入力
- (2) 入力コマンドのチェック
(1) コンフィグレーションコマンドの入力
コンフィグレーションコマンドを使用して,コンフィグレーションを編集します。また,コンフィグレーションのコマンド単位での削除は,コンフィグレーションコマンドの先頭に「no」を指定することで実現できます。
ただし,機能の抑止を設定するコマンドでは,コンフィグレーションコマンドの先頭に「no」を指定して設定し,機能の抑止を解除する場合は「no」を外したコンフィグレーションコマンドを入力します。
コンフィグレーションの編集例を「図6-10 コンフィグレーションの編集例」に,機能の抑止および解除の編集例を「図6-11 機能の抑止および解除の編集例」に示します。
図6-10 コンフィグレーションの編集例
(config)# vlan 100 …1 (config-vlan)# state active …2 (config-vlan)# exit (config)# interface gigabitethernet 1/0/1 …3 (config-if)# switchport mode access …4 (config-if)# switchport access vlan 100 …5 (config-if)# exit (config)# (config)# vlan 100 …6 (config-vlan)# state suspend …7 (config-vlan)# exit (config)# (config)# interface gigabitethernet 1/0/1 …8 (config-if)# no switchport access vlan …9
- VLAN 100をポートVLANとして設定します。
- VLAN 100を有効にします。
- イーサネットインタフェース1/0/1にモードを遷移します。
- ポート1/0/1にアクセスモードを設定します。
- アクセスVLANに100を設定します。
- VLAN 100にモードを遷移します。
- VLAN 100を有効から無効に変更します。
- イーサネットインタフェース1/0/1にモードを遷移します。
- 設定されているアクセスVLANのVLAN ID 100を削除します。
図6-11 機能の抑止および解除の編集例
(config)# no ip domain lookup …1 (config)# ip domain name router.example.com …2 (config)# ip name-server 192.168.0.1 …3 (config)# ip domain lookup …4
- DNSリゾルバ機能を無効にします。
- ドメイン名をrouter.example.comに設定します。
- ネームサーバを192.168.0.1に設定します。
- DNSリゾルバ機能を有効にします。
(2) 入力コマンドのチェック
コンフィグレーションコマンドを入力すると,入力されたコンフィグレーションに誤りがないかすぐにチェックされます。エラーがない場合は「図6-12 正常入力時の出力」に示すようにプロンプトが表示されて,コマンドの入力待ちになります。ランニングコンフィグレーションの編集中の場合は,変更した内容がすぐに運用に使用されます。
エラーがある場合は「図6-13 異常入力時のエラーメッセージ出力」に示すように,入力したコマンドの行の下にエラーの内容を示したエラーメッセージが表示されます。この場合,入力したコンフィグレーションは反映されないので,入力の誤りを正してから再度入力してください。
図6-12 正常入力時の出力
(config)# interface gigabitethernet 1/0/1 (config-if)# description TokyoOsaka (config-if)#図6-13 異常入力時のエラーメッセージ出力
(config)# interface tengigabitethernet 1/0/1 (config-if)# description description ^ % Incomplete command at '^' marker (config-if)#
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