コンフィグレーションガイド Vol.2
このモードは,AX6000Sシリーズ,AX3630S,およびAX2430Sの,Ver.10.7より前のバージョンで,ダイナミックVLANモードという名称で提供していた動作モードです。Ver.10.7より前のWeb認証機能を使用して構築したネットワークに本装置を適用する場合に使用してください。
このモードでは,認証前VLANをネイティブVLANに,認証後VLANをMAC VLANとして設定しておきます。認証対象端末が認証前は,端末のMACアドレスを認証前VLANに収容していますが,認証が成功すると,認証後VLANに収容します。このため,次に示す設定が必要になります。
- 認証後に切り替わるVLANの設定
- 認証前VLANと認証後VLAN間に不要な通信を禁止するアクセスリストの設定
- <この項の構成>
- (1) ローカル認証方式
- (2) RADIUS認証方式
(1) ローカル認証方式
内蔵Web認証DBを使用したローカル認証方式の構成を次の図に示します。
図8-6 Web認証システム構成図(ローカル認証方式)
- HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。
- 本装置の内蔵Web認証DBに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。
- 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示し,認証後VLANへ切り替わります。
- 認証済みのPCは,認証後VLANのサーバに接続できるようになります。
(2) RADIUS認証方式
RADIUSサーバを使用したRADIUS認証方式の構成を次の図に示します。
図8-7 Web認証システム構成図(RADIUS認証方式)
- HUB経由で接続されたPCからWebブラウザを起動し,本装置にアクセスします。
- RADIUSサーバに登録されたユーザ情報と,PCから入力されたユーザIDおよびパスワードとの一致を確認する認証を行います。
- 認証が成功であれば,認証成功画面をPCに表示し,認証後VLANへ切り替わります。
- 認証済みのPCは,認証後VLANのサーバに接続できるようになります。
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