コンフィグレーションガイド Vol.2
認証エラーメッセージファイル(webauth.msg)は,Web認証ログインまたはWeb認証ログアウトの失敗時に応答画面で表示するメッセージ群を格納したファイルです。
デフォルト設定の認証エラーメッセージを入れ替える際は,次の表に示す9行のメッセージを格納した認証エラーメッセージファイルを作成してください。
表9-6 認証エラーメッセージファイルの各行の内容
行番号 内容 1行目 ログイン時,ユーザIDまたはパスワード記述を誤った場合,もしくはWeb認証DBによる認証エラーとなった場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“User ID or password is wrong.<BR>Please enter correct user ID and password.”2行目 Radiusによる認証エラーとなった場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“RADIUS: Authentication reject.”3行目 コンフィグレーション上,Radius認証の設定となっているが,Radiusサーバと本装置との接続が確立していない場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“RADIUS: No authentication response.”4行目 本装置のコンフィグレーションの設定誤り,または他機能との競合のためにログインできない場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“You cannot login by this machine.”5行目 プログラムの軽度の障害が発生した場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“Sorry, you cannot login just now.<BR>Please try again after a while.”6行目 プログラムの中度の障害が発生した場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“The system error occurred.<br>Please contact the system administrator.”7行目 プログラムの重度の障害が発生した場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“A fatal error occurred.<BR>Please inform the system administrator.”8行目 ログアウト処理でCPU高負荷などによって,ログアウトが失敗した場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“Sorry, you cannot logout just now.<BR>Please try again after a while.”9行目 ログインしていないユーザがログアウトした場合に出力するメッセージ。
[デフォルトメッセージ]
“The client PC is not authenticated.”
- <この項の構成>
- (1) 設定条件
- (2) 認証エラーメッセージファイル作成のポイント
- (3) 設定例
- (4) 表示例
(1) 設定条件
- 改行だけの行があった場合は,デフォルトのエラーメッセージを表示します。
- ファイル保存時は,改行コードを”CR+LF”または”LF”のどちからで保存してください。
- 1行に書き込めるメッセージ長は,半角512文字(全角256文字)までです。ここで示している文字数にはhtmlタグ,改行タグ”<BR>”も含みます。なお,半角512文字を超えた文字については無視します。
- 認証エラーメッセージファイルが10行以上あった場合は,10行目以降の内容は無視します。
(2) 認証エラーメッセージファイル作成のポイント
- 認証エラーメッセージファイル上に記述したテキストは,そのままHTMLテキストとして使用します。したがって,認証エラーメッセージ上にHTMLのタグを記述すると,そのタグの動作を行います。
- 1メッセージは1行で記述する必要があるため,エラーメッセージの表示イメージに改行を入れたい場合は,改行したい個所にHTMLの改行タグ”<BR>”を挿入してください。
(3) 設定例
認証エラーメッセージファイル(webauth.msg)のソース例を次の図に示します。
図9-30 認証エラーメッセージファイル(webauth.msg)のソース例
(4) 表示例
上記の認証エラーメッセージファイルを使用し,パスワード長不正により,ログインに失敗したときのログイン失敗画面の表示例を次の図に示します。
図9-31 ログイン失敗画面(ブラウザ表示例)
All Rights Reserved, Copyright(C), 2011, 2020, ALAXALA Networks, Corp.