コンフィグレーションガイド Vol.2

3.10.3　CoSマッピング機能

CoSマッピング機能は，ユーザ優先度マッピングで決定したCoS値，またはフロー制御の優先度決定で指定したCoS値に基づいて，送信キューを決定する機能です。

＜この項の構成＞

(1)　AX3830SでのCoS値とポートの送信キューのマッピング

(2)　AX3650SでのCoS値とポートの送信キューのマッピング

(3)　CoS値とCPU宛て送信キューのマッピング

(1)　AX3830SでのCoS値とポートの送信キューのマッピング

AX3830Sでは，ポート当たりの送信キューとしてMACアドレス学習済みユニキャストフレーム用（UCキュー）に8キューあり，MACアドレス未学習のユニキャストフレーム，マルチキャストフレーム，ブロードキャストフレーム，およびミラーリングしたフレーム用（MCキュー）に4キューあります。CoS値とポートの送信キューのマッピングを次に示します。

表3-21　CoS値とポートの送信キューのマッピング（UCキュー）

CoS値送信時のキュー番号

送信キュー長2880 送信キュー長24272

0 1 2

1 2 2

2 4 2

3 5 2

4 6 2

5 8 2

6 10 2

7 12 4

表3-22　CoS値とポートの送信キューのマッピング（MCキュー）

CoS値送信時のキュー番号

送信キュー長2880 送信キュー長24272

0 3 1

1 3 1

2 3 1

3 3 1

4 7 1

5 7 1

6 9 1

7 11 3

CoS値	送信時のキュー番号
送信キュー長2880	送信キュー長24272
0	1	2
1	2	2
2	4	2
3	5	2
4	6	2
5	8	2
6	10	2
7	12	4

CoS値	送信時のキュー番号
送信キュー長2880	送信キュー長24272
0	3	1
1	3	1
2	3	1
3	3	1
4	7	1
5	7	1
6	9	1
7	11	3

(2)　AX3650SでのCoS値とポートの送信キューのマッピング

AX3650SでのCoS値とポートの送信キューのマッピングを次の表に示します。

表3-23　CoS値とポートの送信キューのマッピング

CoS値送信時のキュー番号

送信キュー長64 送信キュー長1976

0 1 1

1 2 1

2 3 1

3 4 1

4 5 1

5 6 1

6 7 1

7 8 2

CoS値	送信時のキュー番号
送信キュー長64	送信キュー長1976
0	1	1
1	2	1
2	3	1
3	4	1
4	5	1
5	6	1
6	7	1
7	8	2

(3)　CoS値とCPU宛て送信キューのマッピング

CPU宛て送信キューは，ポートの送信キューとは異なり，すべてのフレーム種別で共通の送信キューが8キューあります。CoS値とCPU宛て送信キューのマッピングを次の表に示します。

表3-24　CoS値とCPU宛て送信キューのマッピング

CoS値送信時のキュー番号

0 1

1 2

2 3

3 4

4 5

5 6

6 7

7 8

CoS値	送信時のキュー番号
0	1
1	2
2	3
3	4
4	5
5	6
6	7
7	8

[目次][前へ][次へ]

[商品名称に関する表示]

3.10.3 CoSマッピング機能

3.10.3　CoSマッピング機能