コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


sflow sample

本装置に適用するサンプリング間隔を指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

sflow sample <sample count>

情報の削除

no sflow sample

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<sample count>

本装置に適用するサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。運用コマンドshow interfacesで,sFlow統計を有効にするポートの稼働状態の受信または送信のPPS(パケット数/秒)をすべて調べてください。「表37‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の,合計したPPSに対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値になります。サンプリング間隔に推奨値よりも小さな値を設定すると,CPU負荷が高くなるおそれがあります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    256,512,1024,2048,4096,8192,16384,32768,65536,131072,262144,524288,1048576,2097152

    式(2^n)のnに8〜21を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を「表37‒2 サンプリング間隔繰り上げ表」に示します。

    表37‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安

    合計したPPSの数

    目安となるサンプリング間隔

    目安となる構成例

    25kpps以下

    256

    50kpps以下

    512

    100Mbit/sイーサネット×1本

    100kpps以下

    1024

    200kpps以下

    2048

    400kpps以下

    4096

    1Gbit/sイーサネット×1本

    800kpps以下

    8192

    1.6Mpps以下

    16384

    3.2Mpps以下

    32768

    6.4Mpps以下

    65536

    10Gbit/sイーサネット×1本

    13Mpps以下

    131072

    26Mpps以下

    262144

    1Gbit/sイーサネット×48本

    52Mpps以下

    524288

    100Mpps以下

    1048576

    200Mpps以下

    2097152

    表37‒2 サンプリング間隔繰り上げ表

    コマンド入力されたサンプリング間隔

    実際に動作するサンプリング間隔

    256

    256

    257〜512

    512

    513〜1024

    1024

    1025〜2048

    2048

    2049〜4096

    4096

    4097〜8192

    8192

    8193〜16384

    16384

    16385〜32768

    32768

    32769〜65536

    65536

    65537〜131072

    131072

    131073〜262144

    262144

    262145〜524288

    524288

    524289〜1048576

    1048576

    1048577〜2097152

    2097152

    2097153以上

    2097152

(例)

<sample count>に1000が指定された場合は,1024(=2^10)で動作します。

[コマンド省略時の動作]

本装置に適用するサンプリング間隔は2097152(=2^21)になります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

なし