25.1.2 サポート仕様
この機能を用いて隣接装置に配布する情報は,IEEE 802.1AB Draft 6をベースに拡張機能として本装置独自の情報をサポートしています。サポートする情報を次の表に示します。
LLDPでサポートする情報の詳細を以下に示します。
なお,MIBについては「MIBレファレンス」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(2) Chassis ID(装置の識別子)
装置を識別する情報です。この情報にはsubtypeが定義され,subtypeによって送信内容が異なります。subtypeと送信内容を次の表に示します。
Chassis IDについての送受信条件は次のとおりです。
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送信:subtype=5だけ送信します。送信するMACアドレスは装置MACアドレスを使用します。
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受信:上記に示した全subtypeについて受信できます。
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受信データ最大長:255byte
(3) Port ID(ポート識別子)
ポートを識別する情報です。この情報にはsubtypeが定義され,subtypeによって送信内容が異なります。subtypeと送信内容を次の表に示します。
Port IDについての送受信条件は次のとおりです。
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送信:subtype=4だけ送信します。送信するMACアドレスは該当PortのMACアドレスを使用します。
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受信:上記に示した全subtypeについて受信できます。
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受信データ最大長:255Byte
(4) Port description(ポート種別)
ポートの種別を示す情報です。この情報にはsubtypeはありません。
送信内容および受信条件は次のとおりです。
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送信内容:「Interface MIBのifDescrと同じ値」
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受信データ最大長:255Byte
(5) System name(装置名称)
装置名称を示す情報です。この情報にはsubtypeはありません。
送信内容および受信条件は次のとおりです。
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送信内容:「systemMIBのsysNameと同じ値」
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受信データ最大長:255Byte