コンフィグレーションガイド Vol.2


12.1.3 認証VLANで使用するVLAN

認証VLANを使用するために必要な設定を「表12‒2 認証VLANに必要なVLAN設定」に示します。

なお,認証を行う端末が接続されているポートには,ポートVLANのコンフィグレーションとMAC VLANのコンフィグレーションの両方が必要です。

表12‒2 認証VLANに必要なVLAN設定

種別

VLAN設定

用途

認証用VLAN

ポートVLAN

認証対象で認証を受ける端末を収容するVLAN

認証済みVLAN

MAC VLAN

認証後に収容するVLAN

認証サーバ用VLAN

ポートVLAN

認証サーバを収容するVLAN

アクセス先VLAN

ポートVLAN

端末が実際にアクセスするネットワークのVLAN

また,認証VLANを使用するにあたっては,VLAN間で次のフィルタ設定が必要となります。

認証用VLANと認証済みVLAN間:

全IP通信ができないようにフィルタを設定します。

認証用VLANと認証サーバ用VLAN間:

HTTP,DHCP,ICMPの通信だけ中継するようにフィルタを設定します。

認証用VLANとアクセス先VLAN間:

全IP通信ができないようにフィルタを設定します。

認証済みVLANと認証サーバ用VLAN間:

HTTP,DHCP,ICMPの通信だけ中継するようにフィルタを設定します。

認証済みVLANとアクセス先VLAN間:

フィルタ設定を行いません(すべてのIP通信を許可します)。

認証サーバ用VLANとアクセス先VLAN間:

全IP通信ができないようにフィルタを設定します。