コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) 他機能との共存
- (2) MSTリージョンについて
- (3) トポロジーの収束に時間が掛かる場合について
(1) 他機能との共存
「16.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。
(2) MSTリージョンについて
本装置と他装置で扱えるVLANの範囲が異なることがあります。そのような装置を同じMSTリージョンとして扱いたい場合は,該当VLANをMSTインスタンス0に所属させてください。
(3) トポロジーの収束に時間が掛かる場合について
CISTのルートブリッジまたはMSTインスタンスのルートブリッジで,次の表に示すイベントが発生すると,トポロジーが落ち着くまでに時間が掛かる場合があります。その間,通信が途絶えたり,MACアドレステーブルのクリアが発生したりします。
表20-16 ルートブリッジでのイベント発生
イベント 内容 イベントの発生したルートブリッジ種別 影響トポロジー コンフィグレーション変更 リージョン名(1),リビジョン番号(2),またはインスタンス番号とVLANの対応(3)をコンフィグレーションで変更し,リージョンを分割または同じにする場合
(1) MSTコンフィグレーションモードのnameコマンド
(2) MSTコンフィグレーションモードのrevisionコマンド
(3) MSTコンフィグレーションモードのinstanceコマンドCISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0 (IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 当該MSTインスタンス ブリッジ優先度をspanning-tree mst root priorityコマンドで下げた(現状より大きな値を設定した)場合 CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 当該MSTインスタンス その他 本装置が停止した場合 CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0 (IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 当該MSTインスタンス 本装置と接続している対向装置で,ループ構成となっている本装置の全ポートがダウンした場合(本装置が当該ループ構成上ルートブリッジではなくなった場合) CISTのルートブリッジ CIST MSTインスタンス0 (IST)でのルートブリッジ CIST MSTインスタンス1以降でのルートブリッジ 当該MSTインスタンス
All Rights Reserved, Copyright(C), 2005, 2015, ALAXALA Networks, Corp.