コンフィグレーションガイド Vol.1
10GBASE-Rの光ファイバを使用したインタフェースについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) 接続インタフェース
- (2) ジャンボフレーム
- (3) 10GBASE-R接続時の注意事項
10GBASE-SR,10GBASE-LR,10GBASE-ER,および10GBASE-ZRをサポートしています。回線速度は10Gbit/s全二重固定です。
- 10GBASE-SR:
- 短距離間を接続するために使用します。(マルチモード,伝送距離:最大300m※)
- 注※
- 伝送距離は使用するケーブルによって異なります。ケーブルごとの伝送距離は,マニュアル「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
- 10GBASE-LR:
- 中距離間を接続するために使用します。(シングルモード,伝送距離:最大10km)
- 10GBASE-ER:
- 長距離間を接続するために使用します。(シングルモード,伝送距離:最大40km)
- 10GBASE-ZR:
- 長距離間を接続するために使用します。(シングルモード,伝送距離:最大80km)
本装置の物理仕様については,マニュアル「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
ジャンボフレームは,MACヘッダのDA〜データが1518オクテットを超えるフレームを中継するための機能です。コンフィグレーションコマンドip mtuのMTU長を合わせて変更することで,IPパケットをフラグメント化するサイズを大きくすることもできます。
本装置では,Ethernet V2形式フレームだけをサポートします。802.3形式フレームはサポートしていません。フレームについては,「14.1.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。Taggedフレームについては,「18.1.5 VLAN Tag」のTaggedフレームのフォーマットを参照してください。ジャンボフレームのサポート機能を次の表に示します。
項目 フレーム形式 内容 EthernetV2※ IEEE802.3※ フレーム長
(オクテット)1519〜9234 × MACヘッダのDA〜データの長さ。FCSは含みません。 受信機能 ○ × IEEE802.3フレームは,LENGTHフィールド値が0x05DD(1501オクテット)以上の場合に廃棄します。 送信機能 ○ × IEEE802.3フレームは送信しません。 (凡例) ○:サポート ×:未サポート
注※ 「14.1.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。
- 10GBASE-Rの半二重およびオートネゴシエーションはIEEE802.3ae規格にないため,全二重固定接続だけになります。
- マニュアル「ハードウェア取扱説明書」に示すトランシーバ以外を使用した場合の動作は保証できません。
- 10GBASE-ZRはIEEE802.3ae規格にないベンダー独自仕様ですので,他ベンダーの装置と接続した場合の動作は保証できません。
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