コンフィグレーションガイド Vol.1
100BASE-FXの光ファイバを使用したインタフェースについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) 接続インタフェース
- (2) ジャンボフレーム
- (3) 100BASE-FX接続時の注意事項
100BASE-FXをサポートしています。回線速度は100Mbit/s,全二重または半二重の固定接続だけをサポートします。オートネゴシエーションはサポートしていません。
- 100BASE-FX:
- マルチモード光ファイバを使用して2kmの伝送距離を実現します。
- (マルチモード,最大2km)
コンフィグレーションでは次のモードを指定できます。接続するネットワークに合わせて設定してください。本装置のデフォルト値は,100BASE全二重固定となります。
- 100BASE-FX全二重固定
- 100BASE-FX半二重固定
本装置のコンフィグレーションでの指定値と相手装置の伝送速度および,全二重および半二重モードの接続仕様を次の表に示します。なお,100BASE-FXの物理仕様については,マニュアル「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。
表14-11 伝送速度および,全二重および半二重モードごとの接続仕様
接続装置側設定 本装置の設定 設定 インタフェース 固定 100BASE
半二重100BASE
全二重固定 100BASE
半二重100BASE
半二重× 100BASE
全二重× 100BASE
全二重オートネゴシエーション 100BASE
半二重× × 100BASE
全二重× × (凡例) ×:接続できない
ジャンボフレームは,MACヘッダのDA〜データが1518オクテットを超えるフレームを中継するための機能です。コンフィグレーションコマンドip mtuのMTU長を合わせて変更することで,IPパケットをフラグメント化するサイズを大きくすることもできます。
本装置では,Ethernet V2形式フレームだけをサポートします。802.3形式フレームはサポートしていません。フレームについては,「14.1.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。Taggedフレームについては,「18.1.5 VLAN Tag」のTaggedフレームのフォーマットを参照してください。また,物理インタフェースは100BASE-FX(全二重)だけサポートします。ジャンボフレームのサポート機能を次の表に示します。
表14-12 ジャンボフレームサポート機能
項目 フレーム形式 内容 EthernetV2※ IEEE802.3※ フレーム長
(オクテット)1519〜9234 × MACヘッダのDA〜データの長さ。FCSは含みません。 受信機能 ○ × IEEE802.3フレームは,LENGTHフィールド値が0x05DD(1501オクテット)以上の場合に廃棄します。 送信機能 ○ × IEEE802.3フレームは送信しません。 (凡例) ○:サポート ×:未サポート
注※ 「14.1.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。
- 100BASE全二重固定および100BASE半二重固定接続だけをサポートします。
- 全二重および半二重モードが相手装置と不一致の場合,接続できないので注意してください。
- マニュアル「ハードウェア取扱説明書」に示すトランシーバ以外を使用した場合の動作は保証できません。
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