コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) VLANマッピングとデータ転送用VLAN
- (2) PVST+と併用する場合のVLANマッピング
(1) VLANマッピングとデータ転送用VLAN
マルチリング構成などで,一つの装置に複数のリングIDを設定するような場合,それぞれのリングIDに複数の同一VLANを設定する必要があります。このとき,データ転送用VLANとして使用するVLANのリスト(これをVLANマッピングと呼びます)をあらかじめ設定しておくと,マルチリング構成時のデータ転送用VLANの設定を簡略できたり,コンフィグレーションの設定誤りによるループなどを防止できたりします。
VLANマッピングは,データ転送用に使用するVLANをVLANマッピングIDに割り当てて使用します。このVLANマッピングIDをVLANグループに設定して,データ転送用VLANとして管理します。
図21-30 リングごとのVLANマッピングの割り当て例
(2) PVST+と併用する場合のVLANマッピング
Ring ProtocolとPVST+を併用する場合は,PVST+に使用するVLANをVLANマッピングにも設定します。このとき,VLANマッピングに割り当てるVLANは一つだけにしてください。PVST+と併用するVLAN以外のデータ転送用VLANは,別のVLANマッピングに設定して,PVST+と併用するVLANマッピングと合わせてVLANグループに設定します。
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