コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) 収容条件
- (2) PoE供給電力量の割り当て
- (3) 電力供給の優先度
(1) 収容条件
本装置の総PoE供給電力量,同時接続(電力供給)可能な受電装置の接続数を次の表に示します。
表14-26 本装置のPoE供給電力
項目名 仕様 モデル 24GT(PoE)+2GX 本装置のPoE供給電力 370.0W PoE供給可能ポート Class0(15.4W)の場合 24ポート Class1(4.0W)の場合 24ポート Class2(7.0W)の場合 24ポート Class3(15.4W)の場合 24ポート
(2) PoE供給電力量の割り当て
PoE供給電力総量については370.0W以下に設定してください。また,PoE対応ポートに接続する受電装置は次の関係式を満たすように組み合わせてください。
ポートに割り当てる電力量(W) ≧
Class0のポート数 × 出力電力(15.4W) +
Class1のポート数 × 出力電力(4.0W) +
Class2のポート数 × 出力電力(7.0W) +
Class3のポート数 × 出力電力(15.4W)
(3) 電力供給の優先度
各ポートそれぞれに対して電力供給の優先度を設定できます。本機能によって供給する電力が不足する場合,ポート内で電力供給を保証するポートと停止させるポートを指定できます。本機能には,次の設定があります。
- 重要(critical)
- 最重要ポートとして電力供給を保証する設定です。常時電力を供給する必要があるポートに設定してください。24ポートまで保証できます。
- 高(high)
- 電力供給の優先度を「高」で供給します。使用頻度が高いポートに設定してください。
- 「高」に設定したポートは,供給電力の不足時に「低」に設定されているポートよりもあとに電力供給が停止されます。また,「高」の設定が複数ポートに指定されている場合は,設定内でポート番号が大きいポートから電力供給が停止されます。
- 低(low)
- 電力供給の優先度を「低」で供給します。使用頻度が低いポートに設定してください。優先度の指定がない場合は本設定になります。
- 「低」に設定したポートは,供給電力の不足時に「高」に設定されているポートよりも先に電力供給が停止されます。また,「低」の設定が複数ポートに指定されている場合は,設定内でポート番号が大きいポートから電力供給が停止されます。
- 停止(never)
- 電力供給を停止してPoE機能を無効にします。PoE機能を使用しないポートに設定してください。「停止」の設定をしたポートは,供給電力が余っていても電力が供給されません。
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