トラブルシューティングガイド
通信障害の原因がBSU/PSPにあると考えられる場合は,以下に従って確認してください。
- <この項の構成>
- (1) BSU/PSPの動作状態確認
(1) BSU/PSPの動作状態確認
- ログの確認
ログは,マニュアル「メッセージ・ログレファレンス」を参照してください。
- BSU/PSPの動作状態による原因の切り分け
show systemコマンドによってBSU/PSPの動作状態を確認し,次の表に従って原因の切り分けを行ってください。
表3-9 BSU/PSP動作状態の確認および対応
項番 BSU/PSPの動作状態 原因 対応 1 active 該当BSU/PSPは運用系として正常に動作中です。 「3.5.1 イーサネットポートの接続ができない」を参照してください。 2 standby hot 該当BSU/PSPは待機系として,ホットスタンバイモードで正常に動作中です。 「3.5.1 イーサネットポートの接続ができない」を参照してください。 3 standby cold 該当BSUは待機系として,コールドスタンバイモードで正常に動作中です。 「3.5.1 イーサネットポートの接続ができない」を参照してください。 4 standby cold2 該当BSU/PSPは待機系として,コールドスタンバイ2モードで正常に動作中です。 「3.5.1 イーサネットポートの接続ができない」を参照してください。 5 fault 使用できないコンフィグレーションが設定されています。 コンフィグレーションコマンドfldm preferでフィルタおよびQoS機能のフロー配分パターンを正しく設定してください。 6 コンフィグレーションコマンドfwdm preferで装置当たりの最大エントリ数の配分パターンを正しく設定してください。 7 該当BSU/PSPが障害となっています。 show loggingコマンドによって表示される該当BSU/PSPのログに関して,マニュアル「メッセージ・ログレファレンス」を参照し,該当個所に記載されている[対応]に従って対応してください。 8 inactive inactivate bsuコマンドが設定されています。 activate bsuコマンドにより該当BSUをactive,standby hot,またはstandby cold状態にしてください。standby hotまたはstandby cold状態にならない場合は,「3.21 BSUの冗長化構成によるトラブル」を参照してください。 9 該当BSUが半挿し状態です。 BSUボードを正しく実装してください。 10 異なる種類のBSUが混在して実装されています。 BSUボードの種別をすべて同じにしてください。 11 ソフトウェアバージョンでサポートされていないBSUが実装されています。 BSUボード種別とソフトウェアのバージョンを確認し,BSUボードを交換するか,ソフトウェアをアップデートしてください。 12 本装置でサポートされていないBSUが実装されています。 BSUボードを交換してください。 13 notconnect 該当BSUが実装されていません。 運用系BSU+待機系BSU(待機系BSUが不要な場合は運用系BSUだけ)の枚数分,BSUボードが実装されているか確認してください。実装されている場合は対応不要です。実装されていない場合は,必要な枚数分のBSUボードを実装してください。 14 initialize 該当BSU/PSPが初期化中です。 初期化が完了するまで待ってください。 15 disable コンフィグレーションコマンドでno power enableが設定されています。 使用するBSUボードが実装されていることを確認の上,コンフィグレーションコマンドpower enableで該当BSUをactive,standby hot,またはstandby cold状態にしてください。standby hotまたはstandby cold状態にならない場合は,「3.21 BSUの冗長化構成によるトラブル」を参照してください。
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