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2.1.1 装置本体のみ設置する場合

【ステップ1】 装置本体の設置

次の手順で装置本体を19型キャビネットラックに搭載します。

電源冗長モデルの装置を移動させる場合は,電源機構の取っ手やファンユニットの取っ手を持たないでください。取っ手が外れて装置が落下し,けがの原因となることがあります。また,変形して,火災・感電の原因となることがあります。

卓上に設置する場合は,「AX3800S・AX3600S・AX2400ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

付属のラック固定金具はM5のネジに対応しています。M5のネジに対応したラックを準備してください。

AX3830SおよびAX3650Sシリーズではメモリカードスロット上部に取り付け,取り外しを行うための空間が必要です。他の機器の下に本装置を設置する場合は,機器のオプションやケーブルなど機器正面より飛び出しているものを考慮の上,空間を設けてください。

  1. 装置本体にラック固定金具を取り付けます。
図2-1 ラック固定金具の取り付け(AX2400SおよびAX3600S)
(1) ラック固定金具(L)
(2) ラック固定金具(R)
(3) ネジ(M3×6,12本)

ラック固定金具には(L)と(R)があります。ラック固定金具(L)には金具側面に「L」の刻印が,ラック固定金具(R)には「R」の刻印があります。

図2-2 ラック固定金具の取り付け(AX3800S)
(1) ラック固定金具−正面用(L)
(2) ラック固定金具−正面用(R)
(3) ラック固定金具−背面用(L)
(4) ラック固定金具−背面用(R)
(5) ラック固定金具−背面取り付け用(L)
(6) ラック固定金具−背面取り付け用(R)
(7) ネジ(M4×6,16本)
(8) ネジ(M3×8,4本)

ラック固定金具には正面用(L)/(R)と背面用(L)/(R)と背面取り付け用(L)/(R)があります。ラック固定金具の正面用(L)/(R)には金具側面に「FL」「FR」の刻印が,ラック固定金具の背面用(L)/(R)には金具側面に「RL」「RR」の刻印があります。背面取り付け用(L)/(R)の金具形状は共通であり,識別のための刻印はありません。

AX3800Sは正面および背面の固定金具の取り付け位置を調整可能することで,ラック柱前後間隔は620~655,670~705,720~755,770~805,820~855mmの範囲に対応可能です。

ラック搭載時,本装置の正面側に100mmのスペース(ケーブル引き出し用)が確保できない場合は,次図のようにラック固定金具を前面側に50mm突出させて取り付けてください。

図2-3 ラック固定金具の取り付け【50mm奥に調整する場合】(AX2400SおよびAX3600Sの例)
(1) ラック固定金具(L)
(2) ラック固定金具(R)
(3) ネジ(M3×6,12本)

ラック固定金具を装置に取り付けるときには,付属のネジを使用してください。

ラック固定金具には4種類のものがあります。
  • AC電源モデルおよびDC電源モデル用 ...ネジ穴12個
  • AC電源(PoE)モデル,電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S),およびEPU用 ...ネジ穴12個,「24P/EPU」のラベル表示あり
  • 電源冗長モデル(AX3650S)用 ...ネジ穴10個
  • 電源冗長モデル(AX3830S)用 ...ネジ穴20個
装置に取り付ける場合は,正しい組み合わせで使用してください。

  1. 装置本体をラックへ搭載します。
図2-4 ラックへの搭載(AX2400SおよびAX3600S)
(1) ネジ(M5,4本)
(2) 19型キャビネットラック
図2-5 ラックへの搭載(AX3800S)
(1) ネジ(M5,8本)
(2) 19型キャビネットラック

装置をラックに搭載する場合は,装置が安定した状態にあるかを十分確認して作業してください。不安定な状態で作業した場合,落下や転倒によるけがの原因となります。

装置をラックに取り付けるときには,ラックに付属しているM5のネジを使用してください。

AX3800Sは正面および背面の固定金具の取り付け位置を調整可能することで,ラック柱前後間隔は620~655,670~705,720~755,770~805,820~855mmの範囲に対応可能です。

【ステップ2】 装置本体への電源ケーブルの取り付け

装置本体に電源ケーブルを取り付けます。

AC電源モデルおよびAC電源(PoE)モデルおよび電源冗長モデル(AC電源機構を搭載している場合)ではAC電源ケーブルを使用します。DC電源モデルおよび電源冗長モデル(DC電源機構を搭載している場合)ではDC電源ケーブルを使用します。

ラックに搭載している場合は,ラック付属のケーブルホルダーで電源ケーブルを固定し,ケーブルの根元に負荷がかからないようにしてください。

装置背面のAC電源コネクタに付属の電源ケーブルを取り付けます。
図2-6 AC電源ケーブルの取り付け(AC電源モデル,AC電源(PoE)モデル)
(1) 予備電源給電コネクタ(保護キャップ付き)
(2) ケーブルクランプ
(3) AC電源ケーブル
(4) AC電源コネクタ

本装置をAC100V で使用する場合,電源ケーブルは付属のものまたは弊社の別売り品を使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

AC電源モデルをAC200Vで使用する場合,電源ケーブルは弊社の別売り品または弊社が指定する仕様のものを使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

保護キャップはケーブルを取り付けるとき以外は取り外さないでください。保護キャップを取り外したまま使用すると,火災・感電の原因となります。

電源ケーブルの取り付け,取り外しは,本装置の電源スイッチをOFFにして行ってください。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」を参照してください。

本装置のすべての電源機構に電源ケーブルを取り付けます。(装置背面のAC電源コネクタに付属の電源ケーブルを取り付けます。)
図2-7 AC電源ケーブルの取り付け(電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S))
(1) ケーブルクランプ
(2) AC電源ケーブル
(3) AC電源コネクタ

本装置をAC100V で使用する場合,電源ケーブルは付属のものまたは弊社の別売り品を使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

電源冗長モデルをAC200Vで使用する場合,電源ケーブルは弊社の別売り品または弊社が指定する仕様のものを使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,取り付け,取り外しを行う電源機構のスイッチをOFFにしてください。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」を参照してください。

本装置のすべての電源機構に電源ケーブルを取り付けます。(装置背面のAC電源コネクタに付属の電源ケーブルを取り付けます。)
図2-8 AC電源ケーブルの取り付け(電源冗長モデル(AX3650S,AX3830S))
(1) ケーブルクランプ
(2) AC電源ケーブル
(3) AC電源コネクタ

本装置をAC100V で使用する場合,電源ケーブルは付属のものまたは弊社の別売り品を使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

電源冗長モデルをAC200Vで使用する場合,電源ケーブルは弊社の別売り品または弊社が指定する仕様のものを使用してください。
それ以外のものを使用した場合,火災・感電の原因となります。
また,弊社の電源ケーブルを本装置以外で使用しないでください。
本装置以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,取り付け,取り外しを行う電源機構のスイッチをOFFにしてください。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」を参照してください。

DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。

DC電源ケーブルは付属のものを使用してください。付属以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。
また,付属の電源ケーブルを本製品以外で使用しないでください。本製品以外で使用した場合,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの電源設備への取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。DC電源ケーブルは電源設備へ端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルは電源設備側の末端処理を施さない状態で提供されます。お客様の電源設備に合った端子を取り付けるなど,適切な末端処理を施して使用してください。
なお,DC電源ケーブルの詳細については「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」を参照してください。

  1. 装置本体に接地用ケーブルを取り付けます。
図2-9 接地用ケーブルの取り付け
(1) ネジ(M4×8)
(2) 接地用ケーブル
(3) 接地端子

必ず接地端子を接続して接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

  1. 装置背面のDC電源コネクタ1に付属の電源ケーブルを取り付けます(「カチッ」と音がするまでコネクタを挿入します)。
図2-10 DC電源ケーブルの取り付け
(1) DC電源コネクタ2(保護キャップ付き)
(2) DC電源ケーブル
(3) DC電源コネクタ1

保護キャップはケーブルを取り付けるとき以外は取り外さないでください。保護キャップを取り外したまま使用すると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルを接続するときは,極性を正しく接続してください。極性を間違えて接続すると,故障の原因となります。

電源設備を2系統化するには,DC電源ケーブル(別売り)が必要です。
電源設備を2系統化する場合は,DC電源コネクタ2に取り付けられている保護キャップを取り外してDC電源ケーブルを取り付けてください。
また,取り外した保護キャップは大切に保管しておいてください。

DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。

DC電源ケーブルは弊社が指定する仕様のものを使用してください。それ以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
DC電源ケーブルは端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「AX3800S・AX3600S・AX2400S ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

  1. 装置本体に接地用ケーブルを取り付けます。
図2-11 接地用ケーブルの取り付け
(1) ネジ(M4×8)
(2) 接地用ケーブル
(3) 接地端子

必ず接地端子を接続して接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

接地用ケーブルは電源設備側の末端処理を施さない状態で提供されます。お客様の電源設備に合った端子を取り付けるなど,適切な末端処理を施して使用してください。
なお,接地用ケーブルの詳細については「AX3800S・AX3600S・AX2400S ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

  1. 電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のレバーを押さえながら引き抜きます)。
図2-12 ケーブル用コネクタの取り外し
(1) ケーブル用コネクタ
(2) 電源機構
  1. ケーブル用コネクタにDC電源ケーブルを取り付けます。
ドライバの先などで,ボタンを押します(奥まで押すと,その状態で保持されます)。
図2-13 DC電源ケーブルの取り付け-1
(1) ボタン(白)
(2) -48V
(3) 0V
(4) ボタン(赤)
  1. 電源ケーブルを挿入し,ボタンを元に戻します(電源ケーブルがクランプされます)。
図2-14 DC電源ケーブルの取り付け-2
(1) DC電源ケーブル
(2) -48V
(3) 0V

DC電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は8〜10mmになるようにしてください。
むき代が短すぎると接触不良となったり,ケーブルが抜けたりする原因となります。また,長すぎると芯線が露出して,感電の原因となります。

DC電源ケーブルを接続するときは,極性を正しく接続してください。極性を間違えて接続すると,故障の原因となります。

  1. 電源機構にケーブル用コネクタを取り付けます(「カチッ」と音がするまで挿入します)。
図2-15 ケーブル用コネクタの取り付け
(1) ケーブル用コネクタ
(2) DC電源コネクタ
(3) 電源機構

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

電源を冗長化する場合は,「2」〜「5」の手順で,もう一方の電源機構に電源ケーブルを取り付けてください。

DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。

DC電源ケーブルは弊社が指定する仕様のものを使用してください。それ以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
DC電源ケーブルは端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。
電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「AX3800S・AX3600S・AX2400Sハードウェア取扱説明書」を参照してください。

  1. 装置本体に接地用ケーブルを取り付けます。
図2-16 接地用ケーブルの取り付け
(1) ネジ(M4×10)
(2) 接地用ケーブル
(3) 接地端子

必ず接地端子を接続して接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

接地用ケーブルは電源設備側の末端処理を施さない状態で提供されます。お客様の電源設備に合った端子を取り付けるなど,適切な末端処理を施して使用してください。
なお,接地用ケーブルの詳細については「AX3800S・AX3600S・AX2400S ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

  1. 電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のネジをドライバで緩めて引き抜きます)。
図2-17 ケーブル用コネクタの取り外し
(1) ケーブル用コネクタ
(2) 電源機構
  1. ケーブル用コネクタにDC電源ケーブルを取り付けます。操作用スロットに操作レバーを取り付けて,操作レバーを押し下げます。
図2-18 DC電源ケーブルの取り付け-1
(1) 操作レバー
(2) 操作用スロット
(3) 電線差し込み口(-48V)
(4) 電線差し込み口(0V)
(5) DC電源ケーブル
(6) -48V
(7) 0V
  1. 操作レバーを押したまま,電源差し込み口に電源ケーブルを差し込みます。操作レバーを放すと,電源ケーブルがクランプされます。電源ケーブルがコネクタに固定されたら,操作レバーを取り外します。
図2-19 DC電源ケーブルの取り付け-2

DC電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は8〜9mmになるようにしてください。
むき代が短すぎると接触不良となったり,ケーブルが抜けたりする原因となります。
また,長すぎると芯線が露出して,感電の原因となります。

DC電源ケーブルを接続するときは,極性を正しく接続してください。極性を間違えて接続すると,故障の原因となります。

取り外した操作用レバーは,大切に保管しておいてください。

  1. 電源機構にケーブル用コネクタを取り付けてネジで固定します。
図2-20 ケーブル用コネクタの取り付け
(1) ケーブル用コネクタ
(2) DC電源コネクタ
(3) 電源機構

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

電源を冗長化する場合は,「2」〜「5」の手順で,もう一方の電源機構に電源ケーブルを取り付けてください。

【ステップ3】 ダミーメモリカードの取り付け

「カチッ」と音がするまでダミーメモリカード(以下ダミーカード)を挿入し,ゆっくり指を離します。(ダミーカードの大きな切り欠きがある部分を左側にして取り付けてください。)

図2-21 ダミーカードの取り付け
(1) ダミーカード
(2) メモリカードスロット

ダミーカードを取り付ける場合は,ダミーカードを強く押したり,指ではじいたりしないでください。メモリカードスロットのコネクタ部を破損するおそれがあります。

メモリカードスロットにほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを除去してから取り付けてください。

【ステップ4】 トランシーバの取り付け

トランシーバをご購入いただいている場合はトランシーバを取り付けます。

レバーを図のように起こしたまま,「カチッ」と音がするまでトランシーバを挿入します。

図2-22 トランシーバの取り付け(上側のポート)
(1) SFP
(2) SFPスロット

上図はSFPスロットが2段になっているモデルの上側のSFPスロットに取り付ける場合の例です。1段のモデルの場合も,SFPの向きを上図のようにして取り付けてください。
ただし,SFPスロットが2段になっているモデルの下側のSFPスロットに取り付ける場合は,次図のように,SFPの向きを上下逆にして取り付けてください。

SFP+の場合も同様にSFP+スロットに,XFPの場合はXFPスロットに取り付けてください。

図2-23 トランシーバの取り付け(下側のポート)
(1) SFP
(2) SFPスロット

【ステップ5】 セットアップ端末の接続

本装置にセットアップ端末を接続します。

  1. 本装置のCONSOLEポートにセットアップ端末を接続します。セットアップ端末を接続するには,RS-232Cクロスケーブルを使用します。
図2-24 セットアップ端末の接続
(1) セットアップ端末
(2) RS-232Cクロスケーブル
(3) CONSOLEポート

接続後はネジを締めてください。また,しっかり固定されていることを確認してください。

RS-232Cクロスケーブルの詳細については,「1.4  必要なものの準備」を参照してください。

  1. セットアップ端末を起動します。
  2. 通信ソフトを起動します。
  3. 通信ソフトの設定を行います。

通信パラメータについては,「1.4  必要なものの準備」を参照してください。また,通信ソフトの設定方法については,通信ソフトのマニュアルを参照してください。

【ステップ6】 インタフェースケーブルの取り付け

インタフェースポートにインタフェースケーブルを取り付けます。

PoE接続する場合,UTPケーブルを取り付けてから2秒以内に取り外し,取り付けを行うと,受電側の機器の電力クラスを正しく認識できないことがあります。
取り外して再度取り付けを行う場合は,2秒以上間隔を空けて取り付け直してください。

【ステップ7】 装置本体の電源の投入

装置本体の電源スイッチをONにします。

図2-25 電源の投入(AC電源モデル,AC電源(PoE)モデル)
(1) 電源スイッチ
図2-26 電源の投入(DC電源モデル)
(1) 電源スイッチ
図2-27 電源の投入(電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S))
(1) 電源スイッチ

電源冗長モデルで電源を冗長化している場合,どちらか一方の電源スイッチしかONになっていないと,電源の異常を検出(ST1 LEDが赤点滅)することがあります。
すべての電源スイッチをONにすると電源の異常が回復します。

図2-28 電源の投入(電源冗長モデル(AX3650S,AX3830S))
(1) 電源スイッチ

電源冗長モデルで電源を冗長化している場合,どちらか一方の電源スイッチしかONになっていないと,電源の異常を検出(ST1 LEDが赤点滅)することがあります。
すべての電源スイッチをONにすると電源の異常が回復します。

【ステップ8】 LEDの確認

装置正面パネルのST1 LEDが緑点灯すると,装置が立ち上がったことを表わします。なお,装置が立ち上がるまでの経過については,「2.2  その他の作業」を参照してください。

図2-29 LEDの確認

装置が立ち上がるまでの経過については,「2.2  その他の作業」を参照してください。

ST1 LED が赤点滅または赤点灯した場合,装置に障害が発生しています。装置に障害が発生した場合は,「AX6700S・AX6600S・AX6300S・AX3800S・AX3600S・AX2400Sトラブルシューティングガイド」を参照して対処してください。

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