ハードウェア取扱説明書

目次前へ次へ

2.3.1 AC100V電源設備

(1)  コンセント規格

JIS規格またはNEMA規格に対応した下記のコンセントを使用してください。このコンセントは一般の電気設備工事店にて販売されています。

表2-12 コンセント規格
規格
仕様
JIS
C-8303
15A 125V,接地形2極差し込みコンセント
NEMA
5-15R
図2-2 接地形2極差し込みコンセント(15A 125V)

AC電源モデルでは,必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

(2)  分電盤

本装置に給電する分岐回路には,ブレーカなどを付けてください。なお,ブレーカを選定する際は,装置の入力電流,突入電流/時間を考慮し,下記の定格以下としてください。

装置の入力電流については「2.2.1  一般設備条件」を,装置の突入電流/時間については「表2-13  突入電流」を参照してください。

表2-13 突入電流
シリーズ
モデル
電流(ピーク値)
時間
AX2430S
AX2430S-24T
AX2430S-24T2X
20A
10ms以下
AX2430S-48T
AX2430S-48T2X
30A
10ms以下
AX3630S
AC電源モデル
20A
10ms以下
AC電源(PoE)モデル
40A
50ms以下
電源冗長モデル
20A
10ms以下
AX3640S
AC電源モデル
20A
10ms以下
電源冗長モデル
20A
10ms以下
AX3650S
電源冗長モデル
25A
10ms以下
AX3830S
電源冗長モデル
25A
10ms以下
予備電源機構(EPU)
EPU-A
30A
10ms以下
EPU-B
40A
50ms以下

分電盤は操作が容易に行えるように,本装置の設置場所と同じ部屋か,近接する部屋に設置することをお奨めします。

(3)  分電盤への給電条件

分電盤へ供給される電流の容量はブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。

分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量がブレーカの動作電流より小さいと,異常時にブレーカが動作せず,火災の原因となることがあります。

一般に,ブレーカの動作電流は定格電流より大きくなっています。使用するブレーカの仕様をご確認ください。

また,本装置の電源を投入すると,「表2-13  突入電流」に示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。

本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。

(4)  電源設備の2系統化

電源を冗長化する場合は,異なる電源設備から給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。

目次前へ次へ

[他社商品名称に関する表示]

Copyright © 2005, 2013, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.