コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) スパニングツリー
- (2) Ring Protocol
- (3) その他の冗長化機能
(1) スパニングツリー
スパニングツリーでは,ポートに障害が発生して代替経路へ変更されるまでに,スパニングツリーのトポロジーの変更に必要な時間が掛かります。この間にVLANインタフェースをダウンさせたくない場合は,VLANインタフェースのダウン遅延時間をトポロジーの変更に必要な時間以上に設定してください。
(2) Ring Protocol
Ring Protocolを使用する場合,マスタノードではプライマリポートがフォワーディング,セカンダリポートがブロッキングとなっています。VLAN debounce機能を使わない場合,プライマリポートで障害が発生するといったんVLANインタフェースがダウンし,セカンダリポートのブロッキングが解除されると再びVLANインタフェースがアップします。
このようなときにVLANがいったんダウンすることを防ぐためには,VLANインタフェースのダウン遅延時間を設定してください。なお,ダウン遅延時間はhealth-check holdtimeコマンドで設定する保護時間以上に設定してください。
(3) その他の冗長化機能
スパニングツリーやRing Protocol以外の冗長化を使用する場合でも,VLANが短時間にアップやダウンを繰り返すときには,VLAN debounce機能を使用するとアップやダウンを抑止できます。
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