コンフィグレーションガイド Vol.1

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17.1.7 注意事項

<この項の構成>
(1) MACアドレス学習とARP,NDPについて
(2) MACアドレス学習移動検出の制限
(3) ユニキャスト通信の制限

(1) MACアドレス学習とARP,NDPについて

本装置では,レイヤ3中継でARPやNDPによってアドレス解決したNextHopのMACアドレスはMACアドレステーブルに登録されている必要があります。そのため,次の点に注意してください。

(2) MACアドレス学習移動検出の制限

収容するイーサネットインタフェース数が48ポート以上のモデルで,ポート1〜24および49〜50とポート25〜48との間でPCなどの端末を移動した場合,移動前のポートで学習したMACアドレスが残った状態になることがあります。

その状態では,移動前のポートにフレームを送信しようとするため,通信が正常に行えないことがあります。

この現象が発生した場合は,移動前のポートで学習したエントリがエージングにより削除されるのを待つか,clear mac-address-tableコマンドで移動前のポートで学習したエントリを削除してください。

(3) ユニキャスト通信の制限

収容するイーサネットインタフェース数が48ポート以上のモデルで,ポート1〜24および49〜50に接続されている端末同士がユニキャスト通信を行っている場合,そのどちらかの端末に対しポート25〜48に接続されている端末からユニキャスト通信を行うと,VLAN内の一部にフラッディングされることがあります。

この現象が発生した場合,宛先としている端末からマルチキャストまたはブロードキャストが送信されるか,双方向通信をすると解消されます。

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