解説書 Vol.1

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14.11.3 6to4トンネル

6to4トンネルは,使用するIPv4ネットワークに定義されているIPv4アドレスから,固有のIPv6アドレス(6to4アドレス)を決定するため,新しくIPv6アドレスを割り当てる必要がありません。この機能の特徴は,IPv4ネットワークを一つのユニキャストポイント−ポイント型リンク層として扱うことです。6to4トンネルは,専用に割り当てられたプレフィックス2002::/16とIPv4グローバルユニキャストアドレスから専用のIPv6アドレスである6to4アドレスを持ちます。なお,6to4トンネルとConfiguredトンネルは混在できます。

トンネルの仮想インタフェースでは,6to4アドレス内のIPv4アドレスを基にIPv6パケットをIPv4でカプセル化し,またIPv4パケットでカプセル化されたIPv6パケットを元に戻します。6to4トンネルのパケット状態を次の図に示します。

図14-34 6to4トンネルのパケット状態

[図データ]

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