解説書 Vol.1
本装置が取り扱う経路情報(ルーティングの対象にするアドレスの種類)を次の表に示します。
表11-2 経路情報
経路情報の種類 説明 通常の経路 デフォルト経路 すべてのネットワーク宛ての経路。
(宛先アドレス:0.0.0.0,ネットワークマスク:0.0.0.0)ナチュラルマスク経路 アドレスクラスに対応したネットワークマスクの経路。(ネットワークマスク:クラスA=8ビット,クラスB=16ビット,クラスC=24ビット) サブネット経路 特定のサブネット宛ての経路。
(ネットワークマスクがアドレスクラスに対応したネットワークマスクよりも長い経路)ホスト経路 特定のホスト宛ての経路。(ネットワークマスクが32ビットの経路) 可変長サブネットマスク 本装置の経路制御は可変長サブネットマスク:VLSM(Variable Length Subnet Mask)を取り扱います。同一ネットワークアドレスで,長さの異なる複数のサブネットマスクを取り扱えます。 CIDR対応
の経路スーパーネット経路 アドレスクラスに対応したネットワークマスクより短いネットワークマスクの経路情報を取り扱います。例えば,クラスCのネットワークアドレス192.168.8.0/24,192.168.9.0/24,192.168.10.0/24,192.168.11.0/24の経路情報を一つのスーパーネット経路192.168.8.0/22に集約し取り扱えます。 0サブネット経路 サブネット番号が0のネットワークアドレスを一つのサブネットワークとして取り扱います。例えば,クラスBのネットワークアドレス172.16.0.0/24の経路情報を取り扱えます。 -1サブネット経路 サブネット番号が-1(All'1')のネットワークアドレスを一つのサブネットワークとして取り扱います。例えば,クラスBのネットワークアドレス172.16.255.0/24の経路情報を取り扱えます。 包括的サブネット 複数の経路情報間でネットワークアドレスが包括関係にある経路を別の経路情報として取り扱います。例えば,クラスBのネットワークアドレス172.16.3.0/24と172.16.2.0/23は個々の経路情報として取り扱われます。
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