解説書 Vol.2

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1.10.1 QoS制御機能とメディア種別との対応

メディア種別とQoS制御機能との対応を次の表に示します。入力側および出力側それぞれについて示します。

表1-24 メディア種別とQoS制御機能との対応

項目 概要 メディア種別
イーサネット WAN ATM
in out in out in out
レイヤ3
機能
フロー検出 IPの場合は,IPアドレスなどで指定されたフローを検出します。
IPX,ブリッジ,HDLCパススルーの場合はプロトコル単位でフローを検出します。
※1
帯域監視 フローごとに帯域を監視して,帯域を超えたフローに対してペナルティを与えます。
マーカー DSCPを書き換えます。 ※1
ユーザ優先度書き換えます。
優先度指定 指定されたフローを検出後,対応した出力優先度,キューイング優先度を決定します。 ※2
廃棄制御 パケットの優先度とキューキューの状態に応じて,該当パケットをキューイングするか廃棄するかを制御します。 ※2
シェーパ パケットの出力順序や出力帯域を制御します。 ※2
レイヤ2機能 DEビット制御 フレームリレーのDEビットを設定します。
CLPビット制御 ATMセルのCLPビットを設定します。
シェーパ ATMトラフィックをATMサービスカテゴリ(CBR,UBR,VBR,ABR,GFRなど)ごとに出力制御します。※2

(凡例) in:Inbound制御 out:Outbound制御 ○:対象にする −:該当しない

注※1 フィルタリングによる指定が必要になります。

注※2 ATM機能で行います。フローをCBR,VBR,ABR,UBR,GFRのトラフィックタイプにマッピングし,廃棄制御,完全優先,およびシェーピングによる帯域制御を行います。詳細は,「解説書 Vol.1 6. ATM」参照してください。


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