解説書 Vol.2
メディア種別とQoS制御機能との対応を次の表に示します。入力側および出力側それぞれについて示します。
表1-24 メディア種別とQoS制御機能との対応
項目 概要 メディア種別 イーサネット WAN ATM in out in out in out レイヤ3
機能フロー検出 IPの場合は,IPアドレスなどで指定されたフローを検出します。
IPX,ブリッジ,HDLCパススルーの場合はプロトコル単位でフローを検出します。○ ○ ○ ○ ○ ○※1 帯域監視 フローごとに帯域を監視して,帯域を超えたフローに対してペナルティを与えます。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ マーカー DSCPを書き換えます。 ○ ○ ○ ○ ○ ○※1 ユーザ優先度書き換えます。 − ○ − − − − 優先度指定 指定されたフローを検出後,対応した出力優先度,キューイング優先度を決定します。 ○ ○ ○ ○ ○ ○※2 廃棄制御 パケットの優先度とキューキューの状態に応じて,該当パケットをキューイングするか廃棄するかを制御します。 − ○ − ○ − ○※2 シェーパ パケットの出力順序や出力帯域を制御します。 − ○ − ○ − ○※2 レイヤ2機能 DEビット制御 フレームリレーのDEビットを設定します。 − − − ○ − − CLPビット制御 ATMセルのCLPビットを設定します。 − − − − − ○ シェーパ ATMトラフィックをATMサービスカテゴリ(CBR,UBR,VBR,ABR,GFRなど)ごとに出力制御します。※2 − − − − − ○ (凡例) in:Inbound制御 out:Outbound制御 ○:対象にする −:該当しない
注※1 フィルタリングによる指定が必要になります。
注※2 ATM機能で行います。フローをCBR,VBR,ABR,UBR,GFRのトラフィックタイプにマッピングし,廃棄制御,完全優先,およびシェーピングによる帯域制御を行います。詳細は,「解説書 Vol.1 6. ATM」参照してください。
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