運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
NIFボードを一時的に運用状態から閉塞状態に設定します。これによってNIFボードを活栓挿抜することができます。
[入力形式]
close [-f] nif <NIF No.>
[パラメータ]
- -f
- 本パラメータを指定した場合,確認メッセージなしでコマンドを実行します。
- nif <NIF No.>
- 閉塞状態にするNIF番号を指定します。指定できるNIF番号の値の範囲は,「1.3 本書の記述について (3) [パラメータ]」を参照してください。
[使用者レベル]
一般ユーザ
[実行例]
NIF 0を閉塞状態にする。
close nif 0確認メッセージが表示されます。
nif 0 close OK? (y/n):ここで‘y’を入力するとNIF 0が閉塞状態になります。
[ユーザ通信への影響]
あり
[応答メッセージ]
表11-15 close nifコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容・対策 Illegal NIF -- <NIF No.>. NIF番号が範囲外です。<NIF No.> NIF番号 NIF <NIF No.>:administratively closed. 指定NIFをクローズしました。<NIF No.> NIF番号 NIF <NIF No.> is disconnected. 指定NIFは実装されていません。<NIF No.> NIF番号 NIF <NIF No.> is already closed. 指定NIFはclose状態です。<NIF No.> NIF番号 NIF <NIF No.> is failed. 指定NIFは運用状態ではありません。<NIF No.> NIF番号 NIF <NIF No.> is locked. 指定NIFがLOCK状態です。<NIF No.> NIF番号 RP <RP No.> that controls NIF <NIF No.> is disconnected. 指定NIFを制御するRPが未接続です。
<RP No.> RP番号,<NIF No.> NIF番号RP <RP No.> that controls NIF <NIF No.> is closed. 指定NIFを制御するRPがクローズしています。
<RP No.> RP番号,<NIF No.> NIF番号RP <RP No.> that controls NIF <NIF No.> is initializing. 指定NIFを制御するRPが初期化中です。
<RP No.> RP番号,<NIF No.> NIF番号RP <RP No.> that controls NIF <NIF No.> is failed. 指定NIFを制御するRPが運用状態ではありません。
<RP No.> RP番号,<NIF No.> NIF番号RP <RP No.> that controls NIF <NIF No.> is locked. 指定NIFを制御するRPがLOCK状態です。
<RP No.> RP番号,<NIF No.> NIF番号Socket open error. ソケットの生成に失敗しました。 Can't accept command (system is busy). (システムビジーのため)コマンドは受け付けられません。 Can't execute. その他の要因で実行できません。 Can't execute this command in standby rm. このコマンドは待機系RM上では実行できません。
[注意事項]
- 本コマンドを使用してもメモリ上に記憶された運用構成定義情報は変更されません。
- 本コマンド実行後に装置を再起動した場合は閉塞状態は解除されます。
- 本コマンドで閉塞状態にしたNIFボードを運用状態に戻す場合はfreeコマンド(「free nif」参照)を使用します。また活栓挿抜後に運用を再開する場合にもfreeコマンドを使用します。
- NIFを閉塞状態にすると,そのNIFに実装しているLineも閉塞状態になります。
- LAN帯域制御を使用した場合,NE100-8TB,NE1G-4C,NEBH1G-4CのNIFの閉塞は数秒かかることがあります。
- OC-3c/STM ATMのNIFを指定すると,定義したNIFのT/R LEDが点灯します。コマンドの機能は正常に終了します。
- disable中のNIFに対してfreeコマンドを実行した場合に,「* is failed」と表示される場合がありますが,「*は非運用中」という意味であり,障害などが発生した状態ではありません。
- 装置モデルがAX2001R,AX2002R,AX2002RXの場合,本コマンドを実行してもNIFボードを活栓挿抜することはできません。
- AX2001R,AX2002R,AX2002RXにて本コマンドを実行する場合は,当該装置との間の通信が行われていないことを確認してください。
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