運用ガイド
本装置が取得した経路情報の表示に,IS-ISの経路情報が存在しない場合は,次の表に示す障害解析方法にしたがって原因の切り分けを行ってください。
表7-35 IS-ISの障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 IS-ISの隣接状態を確認します。
show isis adjacency隣接状態がUp以外の場合は項番2へ。 隣接状態がUpの場合は項番4へ。 2 構成定義情報でIS-ISの定義が正しいか確認してください。 構成定義情報が正しい場合は項番3へ。 構成定義情報が正しくない場合は構成定義を修正してください。 3 IS-ISのインタフェース状態を確認します。
show isis interfaceインタフェース状態がActiveの場合は項番4へ。 インタフェース状態がPassiveの場合はIS-IS未サポートのインタフェースです。 4 IS-IS経路を学習しているか確認してください。
show ipv6 route all-routes経路がInActiveまたは存在しない場合には項番5へ。 経路がActiveの場合は障害情報を収集してください。
dump protocols unicast all※5 構成定義情報でフィルタリングしていないか確認してください。 構成定義情報が正しい場合は項番6へ。 構成定義情報が正しくない場合は構成定義を修正してください。 6 隣接ルータがIS-IS経路を広告しているか確認してください。 広告している場合は該当ルータで障害情報を収集してください。
dump protocols unicast all※広告していない場合は隣接ルータを確認してください。
- 注※
- 障害情報収集コマンドを実行すると,次に示すエリアにファイルが作成されます。
- 格納エリア:/primaryMC/usr/var/rtm
- ファイル名:rt_traceとrt_dump.gz
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