運用ガイド
本装置が取得した経路情報の表示に,OSPFの経路情報が存在しない場合は,次の表に示す障害解析方法にしたがって原因の切り分けを行ってください。
表7-25 OSPFの障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 OSPFのピア状態を確認します。
show ip ospf interface <IP Address>隣接ルータの状態がFull以外の場合は項番2へ。 隣接ルータの状態がFullの場合は項番3へ。 2 構成定義情報でOSPFの定義が正しいか確認してください。 構成定義情報が正しい場合は項番3へ。 構成定義情報が正しくない場合は構成定義情報を修正してください。 3 OSPF経路を学習している経路を確認してください。
show ip route all-routes経路がInActiveまたは存在しない場合には項番4へ。 経路がActiveの場合は障害情報を収集してください。
dump protocols ipv4-unicast all※4 構成定義情報でフィルタリングしていないか確認してください。 構成定義情報が正しい場合は項番5へ。 構成定義情報が正しくない場合は構成定義情報を修正してください。 5 隣接ルータがOSPF経路を広告しているか確認してください。 広告している場合は該当ルータで障害情報を収集してください。
dump protocols ipv4-unicast all※広告していない場合は隣接ルータを確認してください。
- 注※
- 障害情報収集コマンドを実行すると,次に示すエリアにファイルが作成されます。
- 格納エリア:/primaryMC/usr/var/rtm
- ファイル名:rt_traceとrt_dump.gz
Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.