運用ガイド
本装置のIPv6ユニキャストルーティング情報でRIPng機能を設定した場合は,show ipv6 rip gatewayを実行して,次のことを確認してください。
- Gateway Address内に当該経路を広告すべき隣接ルータが存在するか確認してください。存在しない場合,隣接ルータからRIPngパケットを受信していません。隣接ルータまたは隣接ルータと接続されたインタフェースを調査してください。
- Ageが30秒以内になっていることを確認してください。30秒以上になっている場合,隣接ルータから周期的にRIPngパケットが到達していません。隣接ルータまたは隣接ルータと接続されたインタフェースを調査してください。
- FlagsにFormatが表示されていないか確認してください。Formatが表示されている場合,隣接ルータから不正なRIPngパケットを受信しています。隣接ルータを調査してください。
- FlagsにReject表示がされていないか確認してください。Reject表示がされている場合,当該ルータからのRIPngパケットの受信が拒否状態となっています。構成定義情報のripngコマンド(interface指定)で当該インタフェースにripinオプションを指定してください。
- FlagsにImportRestrict表示がされていないか確認してください。ImportRestrict表示がされている場合,インポートフィルタにより当該経路の取込みがフィルタリングされている可能性があります。構成定義情報のインポートフィルタを調査してください。
- その他の場合,隣接ルータが当該経路を広告していない可能性があります。隣接ルータを調査してください。
図5-78 show ipv6 rip gatewayコマンドの実行結果
> show ipv6 rip gateway Gateway Address Age Flags fe80::2a0:c9ff:fe6b:8e1b%eth00 5s <Accept> fe80::200:87ff:fed0:e261%Depart 8s <Accept> fe80::260:8ff:fe8e:3090%TestPC 12s <Accept> : >
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