運用ガイド
本装置のIPv4ユニキャストルーティング情報でOSPF機能を設定した場合は,show ip ospf interface <IP Address> またはshow ip ospf interface detailを実行して,次のことを確認してください。
- Neighbors内に当該経路を広告すべき隣接ルータが存在するか確認してください。存在しない場合,隣接ルータからHelloパケットを受信していません。隣接ルータまたは隣接ルータと接続されたインタフェースを調査してください。
- StateがTwo Ways状態でないことを確認してください。Two Ways状態の場合,自装置および隣接ルータのpriorityが設定されていない可能性があります。自装置および隣接ルータのpriorityを設定してください。
- StateがFull状態となっていることを確認してください。Full状態以外の場合,隣接ルータとの隣接関係が確立していません。隣接ルータを調査してください。
- StateがFull状態の場合,隣接ルータが当該経路を広告していない可能性があります。隣接ルータを調査してください(隣接ルータが当該経路情報を広告しているかどうかは,show ip ospf database <LS-Type>コマンドで確認できます)。
図5-38 show ip ospf interfaceコマンドの実行結果
> show ip ospf interface 192.168.50.1 Domain: 1 Index: 2, Name: Office1, Address: 192.168.50.1, State: BackupDR Auth Type: Simple MTU: 1436, DDinPacket: 70, LSRinPacket: 117, ACKinPacket: 70 Router ID: 172.168.50.1, Network Type: Broadcast Area: 0.0.0.0, DR: 192.168.50.2, Backup DR: 192.168.50.1 Priority: 1, Cost: 1 Intervals: Hello: 10s, Dead Router: 40s, Retransmission: 5s, Delay: 1s Neighbor List (1): Address State RouterID Priority DR Backup DR 192.168.50.2 Full 192.168.50.2 1 192.168.50.2 192.168.50.1 : >
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