運用ガイド

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1.2.3 バックアップ用MC

MCには,本装置の制御プログラムや構成定義情報などが格納されます。そのため,MCが故障すると本装置の立ち上げができなくなります。MC故障時に迅速な復旧(故障MCの交換)をするため,ご発注時にMCを2枚購入されていない場合は,別途バックアップ用MCとしてMCをもう1枚追加購入されることをお勧めします。

また,MCが2枚あれば次の表に示す運用も可能です。

表1-3 2枚のMCによる運用方法

運用方法 詳細
予備MCによるバックアップ運用 予備のMCは,MCまたはMCスロットの障害時のバックアップとして使用します。この場合,構成定義情報の変更は常に反映して同一内容にする必要があります。
構成定義情報の2世代管理運用 2種類の構成定義情報を切り替えて使用します。スロット0とスロット1のMCに異なる構成定義情報を入れておき,優先MCスロットの設定を変更して起動することで構成定義情報を切り替えます。この場合,MCはバックアップとして使用できません。本運用は,優先MCスロット指定機能がサポートされたバージョン以降で運用できます。
ソフトウェアバージョンの2世代管理運用 2種類のソフトウェアバージョンを切り替えて使用します。スロット0とスロット1のMCに異なるソフトウェアバージョンを入れておき,優先MCスロットの設定を変更して起動することで,ソフトウェアバージョンを切り替えます。この場合,MCはバックアップとして使用できません。本運用は,優先MCスロット指定機能がサポートされたバージョン以降で運用できます。

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