構成定義ガイド

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7.7.3　DHCPクライアント機能によってネームサーバのIPアドレスを自動設定する

＜この項の構成＞
(1)　設定内容の概要
(2)　構成図と設定条件

(1)　設定内容の概要

DHCPクライアント機能によって取得したネームサーバのIPアドレスを自動設定して，DNSクライアントとネームサーバ間をリレーする構成定義情報の例を示します。

(2)　構成図と設定条件

［構成図］

図7-24　構成図

[図データ]

［設定条件］
  1. 本装置のホスト名をrouter.mydomain.comとします。
  2. DHCP機能を用いてISPと接続します。

［コマンドによる設定］

＜本装置＞
 1    (config)# line Department1 ethernet 2/1
      [line Department1]
 2    (config)# ip
      [line Department1]
 3    (config)# exit
 4    (config)# dhcp-client interface Department1
 5    (config)# dns-resolver hostname router.mydomain.com
 6    (config)# dns-resolver relay yes
 7    (config)# dns-resolver yes

表7-29　本装置の構成定義情報解説

解説番号 解説
1 NIF番号2，LINE番号1に回線名Department1，インタフェースにイーサネットを定義します。
2，3 回線名Department1のIPアドレスを定義します。IPアドレスはDHCPクライアントで自動設定されるので定義しません。
4 DHCPクライアントをDepartment1に定義します。
5 本装置のホスト名を設定します。
6 DNSリレー機能を有効にします。
本コマンドとDNSリゾルバ機能有効コマンドを実行しないとリレー機能は有効になりません。
7 DNSリゾルバ機能を有効にします。

［構成定義情報の表示］

＜本装置＞
line Department1 ethernet 2/1
  ip
!
dhcp-client interface Department1
!
dns-resolver yes
dns-resolver hostname router.mydomain.com
dns-resolver relay yes

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