構成定義ガイド

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7.7.1 ネームサーバのIPアドレスを構成定義で設定する

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) 構成定義情報例

(1) 設定内容の概要

ネームサーバのIPアドレスを構成定義から指定することで,DNSクライアントとネームサーバ間をリレーする構成定義情報の例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図7-22 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. 本装置のホスト名をrouter.mydomain.comとします。
  2. プライマリ(第1優先)ネームサーバのIPアドレスを192.168.0.1とします。
  3. セカンダリ(第2優先)ネームサーバのIPアドレスを192.168.0.2とします。
  4. 本装置のDNSリレーのインタフェースをDepartment1,IPアドレスを192.168.20.1とします。
  5. DNSクライアントをPCとします。

(3) 構成定義情報例

[コマンドによる設定]

<本装置>
 1    (config)# line Department1 ethernet 2/1
      [line Department1]
 2    (config)# ip 192.168.20.1/24
      [line Department1]
 3    (config)# exit
 4    (config)# dns-resolver hostname router.mydomain.com
 5    (config)# dns-resolver nameserver 192.168.0.1
 6    (config)# dns-resolver nameserver 192.168.0.2
 7    (config)# dns-resolver relay yes
 8    (config)# dns-resolver yes

表7-27 本装置の構成定義情報解説

解説番号 解説
1 NIF番号2,Line番号1にインタフェース名Department1,インタフェースにイーサネット回線を定義します。
2,3 本装置のインタフェースDepartment1に192.168.20.1を定義します。
4 本装置のホスト名を設定します。
5 プライマリ・セカンダリの区別は設定順序によって決定されるため,プライマリネームサーバのIPアドレスを最初に指定します。
6 プライマリ・セカンダリの区別は設定順序によって決定されるため,セカンダリネームサーバのIPアドレスを次に指定します。
7 DNSリレー機能を有効にします。
本コマンドとDNSリゾルバ機能有効コマンドを実行しないとリレー機能は有効になりません。
8 DNSリゾルバ機能を有効にします。

[構成定義情報の表示]

<本装置>
line Department1 ethernet 2/1
  ip 192.168.20.1/24
!
dns-resolver yes
dns-resolver hostname router.mydomain.com
dns-resolver nameserver 192.168.0.1
dns-resolver nameserver 192.168.0.2
dns-resolver relay yes

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