構成定義ガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図
- (3) 構成定義情報例
(1) 設定内容の概要
本装置対向でWAN回線(シリアル回線)上でリンクレイヤプロトコルにPPP,ネットワークレイヤプロトコルにIPを使用して通信を行う場合の例を示します。
(2) 構成図
- [構成図]
図5-7 構成図
(3) 構成定義情報例
- [コマンドによる設定]
- <本装置A>
1 (config)# line TokyoOsaka serial 0/1 [line TokyoOsaka] 2 (config)# ppp [line TokyoOsaka] 3 (config)# ip destination_ip_address 123.150.127.2 [line TokyoOsaka] 4 (config)# ip 123.150.127.1 mask 255.255.0.0 [line TokyoOsaka] 5 (config)# exit表5-9 本装置Aの構成定義情報解説
解説番号 解説 1 NIF番号0,Line番号1に回線名TokyoOsakaのWAN serial回線を定義します。
なお,V.35/V.24/X.21の種別は,NIFボードにケーブルが接続されていれば自動判別しますので,構成情報での指定は不要です。
また,モデム接続(本装置がDTE側)の場合は,モデムから供給されたクロックで通信を行いますので,回線速度の指定は不要です。2 回線名TokyoOsakaの回線にリンクレイヤプロトコルPPPを指定します。 3〜5 回線名TokyoOsakaの回線にIPアドレス123.150.127.1,サブネットマスク255.255.0.0,接続先IPアドレス123.150.127.2を定義します。
- <本装置B>
1 (config)# line OsakaTokyo serial 2/3 [line OsakaTokyo] 2 (config)# ppp [line OsakaTokyo] 3 (config)# ip destination_ip_address 123.150.127.1 [line OsakaTokyo] 4 (config)# ip 123.150.127.2 mask 255.255.0.0 [line OsakaTokyo] 5 (config)# exit表5-10 本装置Bの構成定義情報解説
解説番号 解説 1 NIF番号2,Line番号3に回線名OsakaTokyoのWAN serial回線を定義します。
なお,V.35/V.24/X.21の種別は,NIFボードにケーブルが接続されていれば自動判別しますので,構成情報での指定は不要です。
また,モデム接続(本装置がDTE側)の場合は,モデムから供給されたクロックで通信を行いますので,回線速度の指定は不要です。2 回線名OsakaTokyoの回線にリンクレイヤプロトコルPPPを指定します。 3〜5 回線名OsakaTokyoの回線にIPアドレス123.150.127.2,サブネットマスク255.255.0.0,接続先IPアドレス123.150.127.1を定義します。
- [構成定義情報の表示]
- <本装置A>
line TokyoOsaka serial 0/1 ppp ip destination_ip_address 123.150.127.2 ip 123.150.127.1 mask 255.255.0.0
- <本装置B>
line OsakaTokyo serial 2/3 ppp ip destination_ip_address 123.150.127.1 ip 123.150.127.2 mask 255.255.0.0
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